本日の東京マーケットワイドで紹介されていた、○✕銘柄の紹介をしていきます。
前場
〇 4502武田工業薬品
医薬品
四季報予想_前号並み
予想PER:27.1 PBR:0.93 予想配当利回り:5.7%
特色:
国内製薬首位。
がん、中枢神経、消化器、希少疾患等に重点。
巨額買収で世界売り上げ上位10強入り。
停滞:
柱の腫瘍性大腸炎薬「エンティビオ」成長続く。
モデルナワクチンも貢献。
ただ、前期膨らんだ製品等の売却益減る。
研究開発費用もかさみ営業益後退。
23年3月期は主力薬が堅調も製品の売却益はさらに減る。
大打撃:
睡眠障害薬「TAK994」が2相で開発中断。
今後の開発方針は22年度中に決定へ。
22年4月まで上限3500万株、1000億円で13年ぶり自己株取得。
✕ 9983ファーストリテイリング
小売業
四季報予想_前号並み
予想PER:43.2 PBR:6.78 予想配当利回り:0.7%
特色:
世界3位のSPA大手。
「ユニクロ」を世界展開急成長「ジーユー」が第二の柱。
最高益:
ユニクロ国内純増ゼロ、海外純増130。
国内既存店は前上期の在宅特需が剥落。
ただ、海外は成長柱の中国と東南アジアがけん引。
欧米の収益改善も寄与。
値引き減り粗利率改善、最高純益更新。増配。
欧米:
苦戦してきた欧米と欧州は在庫適正化や不採算店舗撤退などで収益改善にメド。
23年8月期以降に出店拡大進める。
コロナ影響で1部の秋冬商品の入荷遅延。
後場
〇 8331 千葉銀行
銀行
四季報予想_前号並み
予想PER:9.9 PBR:0.48 予想配当利回り:3.16%
特色:
地銀大手。千葉県で断トツ。
東京展開強化。武蔵野銀行や横浜銀行と提携。
地銀10行以上の広域連携も。
反発:
利回り低下は貸出残高増でカバー。
有証利息も好調で資金利益伸長。
役務は投信販売軸に堅調増。本店ビル関連経費減。
与信費用は後半発生でも経常増益。
23年3月期も利回り低下を残高増で打ち返し。
新事業:
子会社の地域商社でクラウドファンディングサイトを開始。
顧客の販路拡大支援。
広域連携では参加行から担当者派遣する事業戦略部を設置し連携を加速。
✕4901 富士フィルムホールディングス
化学
四季報前号比_増額
予想PER:20.8 PBR:1.61 予想配当利回り:1.2%
特色:
写真、医療機器、医薬、液晶フィルム展開。医療注力。
傘下に事務機器大手の旧富士ゼロックス。
増益幅拡大:
複合機は回復遅いが、医療機器やバイオ医薬品受託など医療分野が増勢想定超。
事業売却も貢献。半導体向け材料が好調。
前号比で営業増益幅拡大。
23年3月期はコロナ影響し複合機本格回復。
選択と集中:
放射線医薬品事業をペプチドリームに売却、
医薬品製造受託等に経営資源集中。
材料分野の全体戦略立案等を行う高機能材料戦略本部を設置し、
成長加速狙う。