5大商社株の分析をしたいと思います。
銘柄選定の参考にしてもらえたらと思います🐼
三菱商事 TYO:8058
- 予想PER:6.9
- PBR:0.90
- 予想配当利回り:3.97%
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特色
総合商社大手。三菱グループ中核。
原料炭等の資源筆頭に機械、食品、化学品等の事業基盤厚い。
子会社にローソン。
最高益更新
柱の豪・原料炭は市況高騰が想定超。
前期赤字の自動車はコロナ影響が緩和し、採算改善。
天然ガスはLNG関連で油価高が追い風。
四季報前号比純益増額、増配。
23年3月期は原料炭価格が一服し、純益減。
脱炭素
50年に温室効果ガス排出量実質ゼロ目標。
30年度までに2兆円規模の投資をして、風力など再生可能エネルギー関連を拡大、
LNGへの再投資も。北海道電力と水力発電で協業へ。
チャート 22.3/10
伊藤忠商事 TYO:8001
- 予想PER:6.8
- PBR:1.36
- 予想配当利回り:3.19%
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特色
総合商社大手。非財閥系の雄。
繊維や食料、中国に強い。
傘下にファミリーマートなどの有力企業。
最高益
金属は鉄鉱石価格上昇が想定超。
ファミマは台湾現地法人の一部売却益上乗せ。
情報・金融はDX需要受け増勢。
住生活も北米建材関連伸びる。
23年3月は鉄鉱石価格下落前提に純益細る。
連続増配。
中古のスマホ
国内法人向けに中古携帯端末の貸し出し、
買い取り事業を開始。
中国のコーヒー大手と資本業務提携。
愛知県でバイオマス発電所建設が、
25年運転開始予定。
チャート 22.3/10
三井物産 TYO:8031
- 予想PER:6.2
- PBR:0.94
- 予想配当利回り:3.45%
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特色
三井グループ中核の総合商社。
鉄鉱石、原油の生産権益量は商社ダントツ。
インフラ等にも強み。
最高益更新
金属は鉄鉱石で市場高恩恵。
エネルギーも油価高追い風。
機械、インフラは車関係が想定超。
医療機器関連株売却も上乗せ。
純益上振れ。増配幅上乗せも。
23年3月期は資源高の一服見込み純減益。
果実化
ヘルスケアのPHCホールディングス株の
持ち株一部を約85億円で売却。
三井石油開発に追加出資。
AI創薬支援企業を設立、
子会社の三井情報と連携図る。
チャート 22.3/10
住友商事 TYO:8053
- 予想PER:5.5
- PBR:0.76
- 予想配当利回り:5.36%
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特色
住友系の総合商社。
油井管など鉄管は強大、
CATVなどメディアも強い。
資源は非鉄が軸。
最高益更新
金属は油価上昇で北米・油井管が復調。
前期不調の輸送機・建機も自動車関連が改善。
資源・化学品は想定超の銅価高が追い風。
純益上振れで最高益更新。
増配。
23年3月期は資源価格一服し減益。
ベトナム
医療関連企業に出資、服薬・診療継続支援など
管理医療システムのノウハウ蓄積狙う。
ノルウェーの石油・ガス上流開発事業や
チリの銅鉱山権益を売却。
チャート 22.3/10
丸紅 TYO:8002
- 予想PER:6.9
- PBR:0.90
- 予想配当利回り:3.97%
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特色
芙蓉グループの総合商社大手。
穀物、発電で商社首位級。
プラントや輸送機、農業化学品に強み。
最高益
金属は鉄鉱石価格高を満喫。
食料・アグリは米国の牛肉加工が好調。
エネルギーも油価高が追い風。
航空・船舶も以上改善で伸びる。
23年3月期は鉄鉱石価格の下落前提に純益減。
蓄電池
使用済み車載電池を活用する米企業に出資。
再生可能エネルギーの拡大で増加する
系統調整需要を狙う。
サウジで発電・造水事業に参画。
財務改善が進み、自己株買いを検討。
チャート 22.3/10
比較
営業収益 | 純利益 | |
伊藤忠商事 | 10兆3626億 | 4014億 |
三井物産 | 8兆0102億 | 3354億 |
丸紅 | 6兆3324億 | 2253億 |
三菱商事 | 12兆8845億 | 1725億 |
住友商事 | 4兆6450億 | ▲1530億 |
年初来高値 | 上場来高値 | |
伊藤忠商事 | 4010 (22/3/7) | 4010 (22/3/7) |
三井物産 | 3,130 (22/3/8) | 3,180 (07/10/29) |
丸紅 | 1,357 (22/3/7) | 1,357 (22/3/7) |
三菱商事 | 4,208 (22/3/8) | 4,208 (22/3/8) |
住友商事 | 1,993 (22/3/7) | 2,445 (07/7/17) |
PER:倍 (22.3予) | PBR | 予想配当 利回り | |
伊藤忠商事 | 6.8 | 1.36 | 3.19% |
三井物産 | 6.2 | 0.94 | 3.45% |
丸紅 | 5.4 | 1.09 | 4.71% |
三菱商事 | 6.9 | 0.90 | 3.97% |
住友商事 | 5.5 | 0.76 | 5.36% |
EPS:円 (22.3予) | BPS:(円) | ROE (%) | ROA (%) | |
伊藤忠商事 | 538.3 | 2232.8億 | 12.72 | 3.63 |
三井物産 | 512.1 | 2739.3億 | 8.00 | 2.76 |
丸紅 | 233.8 | 1045.1億 | 13.52 | 3.40 |
三菱商事 | 582.1 | 3803.0億 | 3.18 | 0.94 |
住友商事 | 350.7 | 2022.9億 | -6.04 | -1.89 |
時価総額:(円) | 株価 (22.3/10) | 自己資本 比率(%) | 営業利益率 (%) | |
伊藤忠商事 | 6兆273億 | 3,912 | 29.7 | 3.89 |
三井物産 | 4兆8753億 | 3,018 | 36.5 | 2.56 |
丸紅 | 2兆1948億 | 1,294 | 26.2 | 2.24 |
三菱商事 | 5兆9741億 | 4,090 | 30.1 | 1.61 |
住友商事 | 2兆3677億 | 1,925 | 31.3 | 1.09 |
住友商事が昨年過去最大の赤字を出したこともあり、
上場来高値まではまだ開きがありますね。
三井物産も上場来高値更新はしていませんが、
いまの勢いだと時間の問題でしょうか。
そう考えると、住友商事が伸びしろがまだまだありそうで
面白そうですかね。
業界首位が定着していた三菱商事は、
4位に転落していましたが、
22年3月期は大きく業績回復が見込まれています。
感想
資源高の追い風もあってか、
商社株が軒並み絶好調。
投資の神さま、ウォーレンバフェットが
先駆けて日本商社株を買ったというのは
流石ですね。
PER/PBRも割安で、配当利回りもいいので、
インカムゲインもキャピタルゲインも
狙える銘柄ではないでしょうか。
★実際の投資は自己責任で!(^^)!