前場
◯8035東京エレクトロン
- 電気機器
- 四季報予想_前号並み
- 予想PER:24.2
- PBR:8.26
- 予想配当利回り:2.06
特色
半導体製造装置で世界4位。
コータデベロッパー、エッチング装置、
成膜装置など前工程に強み。
快走
柱の半導体制動装置は
ロジック・ファウンドリー向け中心に右肩上がり。
最先端の高付加価値品増。
顧客の高稼働で消耗品や改造も好伸。
大幅営業増益。
23年3月期は半導体生産への投資需要なお増勢。
次の一手
オランダのASML(半導体製造装置メーカー。半導体露光装置を販売する世界最大の会社)の
次世代EUV露光装置と一体で使う、
塗布現像装置を22年前半に初納入。
工場責任者を集めた専門部署を21年10月設置、
部材の長期安定調達等を図る。
2022年3月期 第3四半期決算
- 通期経常利益計画を4.0%上方修正
- 3Q累計売上高は50%増と連続で過去最高を更新!
- 3Q累計最終利益は96%増で3期ぶりに過去最高を更新!
22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は
前年同期比2.1倍の4333億円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の
5510億円→5730億円(前期は3221億円)に
4.0%上方修正し、増益率が71.1%増→77.9%増に拡大し、
従来の2期連続での過去最高益予想を
さらに上乗せした。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、
当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も
従来予想の2732億円→2952億円(前年同期は1738億円)に
8.1%増額し、増益率が57.1%増→69.8%増に
拡大する計算になる。
業績好調に伴い、
今期の年間配当を従来計画の1284円→1336円(前期は781円)に
増額修正した。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の
連結経常利益は前年同期比2.5倍の1556億円に急拡大し、
売上営業利益率は前年同期の
21.6%→30.8%に大幅上昇した。
✕9064ヤマトホールディングス
- 陸運
- 四季報予想_前号並み
- 予想PER:17.5
PBR:1.65
予想配当利回り:1.78%
特色
宅配便首位。
全国に約3700の拠点。
国内シェア約43%。
企業物流を育成、働き方改革推進中。
宅配便
宅配便はEC関連の取引量増で、
単価減を補う。
法人関連も取引拡大、
国際輸送は上向く。
営業外に投資運用益。
23年3月期もEC軸に宅配便が好調。
Amazon出品者向け物流代行で顧客開拓を狙う。
2022年3月期第3四半期
営業収益は1兆3,723.86億円(前年同期比767.10億の増収)
経常利益 851.83億円
前年同期に比べ59.46億円(6.5%)の減益
後場
〇4911資生堂
- 化学
- 四季報前号比_減額
- 予想PER:94.5
PBR:5.37
予想配当利回り:0.70%
特色
化粧品国内大手。
中国を第2の本社と位置づけ、積極展開。
高価格帯スキンケアの強化に注力。
大幅増益
中国は高価格スキンケア続伸し
欧州黒字転換。
ただ、国内の苦戦が想定超。
販促費の増もあり、営業増益幅縮小。
中国で主力美容液「アルティミユー」の好調が続く。
国内では中価格帯「エリクシール」などじわり上向く。
営業益続伸。増配も。
国内は店頭で「ベネフィーク」などの
スキンケアブランドのサンプル配布をし、
販促強化。
第4四半期(2021年1月1日~12月31日)
- 今期売上高は6%を計画
- 今期経常利益は42%の大幅増を計画!
- 今期は6%の最終減益を計画…
21年12月期の連結経常利益は
前期比4.7倍の448億円に伸び、
22年12月期も前期比41.6%増の
635億円に拡大する見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である
10-12月期(4Q)の連結経常利益は
前年同期比3.7倍の151億円に急拡大し、
売上営業利益率は
前年同期の2.3%→5.3%に大幅改善した。
創業 150 周年記念配当
当期の期末配当については、1 株当たり 30 円とし、
中間配当 20 円と合わせて年間では 50 円の配当を
実施する予定。
次期については、利益成長に伴い、
中間配当 25 円、期末配当については普通配当 25 円に
創業 150 周年記念配当 50 円を加えた 75 円とし、
前期に対し 50 円増配の
年間 100 円の配当を実施する予定
✕4543テルモ
- 精密機器
- 四季報予想_前号並み
- 四季報予想_営業利益強気
- 予想PER:40.0
PBR:4.30
予想配当利回り:0.62%
特色
医療機器大手。
カテーテルなど心臓血管分野に強み。
医薬品類も。
米国、中国などで生産拡大。
柱の心臓血管はカテーテル好調が想定以上。
癒着防止財投も増勢。
四季報前号比で営業益はやや増額。
最高純益。
2022年3月期 第3四半期決算
売上収益は、前年同期比16.7%増の5,235億円
営業利益は、前年同期比25.5%増の945億円