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【2025年7月28日】米国市場レポート:S&P500最高値更新!でも、市場は嵐の前の静けさ?

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moomoo証券【WEB】

皆さん、こんにちは! 米国株はS&P 500とNasdaqが過去最高値を更新!という景気の良いニュースで週をスタートしました。📈

しかし、そんな華やかなニュースの裏側で、市場はまるで嵐の前の静けさのように、固唾をのんで様子をうかがっている…そんな一日だったようです。

「最高値なのに、どうして?」 「私たちの高配当株ポートフォリオにはどう影響するの?」

そんな疑問を解き明かすべく、今回は2025年7月28日の米国市場の動きを、高配当株投資家の視点も交えながら、分かりやすく解説していきますね。


#市場の温度感:楽観と警戒が入り混じる一日

週明けの米国市場は、S&P 500とNasdaqがわずかながらも過去最高値を更新して終わりました。これは一見すると素晴らしいことですが、実は中身を見ると、投資家たちの慎重な姿勢が透けて見えます。

その理由は、今週に控えている3つの超重要イベントです。

  1. 巨大ハイテク企業の決算発表:AppleやMicrosoftといった、市場を動かす主役たちの成績表が公開されます。
  2. FRBの金利発表:アメリカの中央銀行にあたる**FRB(連邦準備制度理事会)**が、今後の金利をどうするかを発表します。金利は企業のお金の借りやすさや、景気全体に影響を与えるため、大注目です。
  3. 重要な経済指標の発表:最新の雇用やインフレ(物価の上昇率)に関するデータが発表され、アメリカ経済の健康状態が明らかになります。

このような状況で興味深いのが、VIX(ヴィックス)指数の動きです。 VIX指数は別名「恐怖指数」とも呼ばれ、投資家が「これから相場が荒れそう…」と不安に感じている時に上昇します。株価が上がっているにもかかわらず、このVIX指数も上昇したということは、多くの投資家が「今のうちに利益は確保しつつも、万が一の急落に備えておこう」と、保険(ヘッジ)をかけている証拠なんですね。

つまり、月曜日の市場は「これから発表される企業決算や金利の行方を見極めたい」という、様子見ムードが非常に強かった一日と言えるでしょう。


主要指数とセクターの動き:どこにお金が集まった?

この日の市場の動きを、主要な指数とセクター(業種)別に見ていきましょう。

主要指数の動き

主要指数の動き

指数名 概要 2025/7/28 終値 前日比
S&P 500 (SPX) 米国の代表的な500社で構成される、市場全体の動きを示す重要な指数。 6,389.64 📈 +0.02%
Nasdaq総合 (IXIC) ハイテク企業が多く含まれる指数。特にAI関連の動向が反映されやすい。 21,215.87 📈 +0.33%
ダウ工業株30種平均 (DJI) 景気の動向に敏感な、歴史ある大手企業30社で構成される指数。 44,791.92 ▼ -0.14%
ラッセル2000 (RUT) 米国の小型株2000社で構成される指数。 2,256.73 ▼ -0.19%

S&P 500とNasdaqが最高値を更新した一方で、ダウ平均や小型株のラッセル2000は下落。これは、市場全体が上がっているというよりは、AI(人工知能)関連のような特定のテーマに資金が集中している「選別相場」であったことを示しています。

セクター(業種)別の動向

この日の動きは、業種ごとにはっきりと明暗が分かれました。

  • 絶好調だったセクター 💪
    • 情報技術:やはり主役はAI関連。後ほど紹介する半導体メーカーなどがセクターを力強く牽引しました。
    • エネルギー:原油価格の上昇などが追い風となりました。
  • 不調だったセクター 😥
    • 素材:リチウムというEV(電気自動車)バッテリーに必要な素材の価格下落懸念から、関連株が大きく売られました。
    • ヘルスケア:一部の企業の業績見通し引き下げが響きました。

このように、市場全体が同じ方向に動くのではなく、「AI」のような将来性豊かなストーリーを持つ分野が買われ、供給過剰などの問題を抱える分野が売られるという、テーマごとの濃淡がはっきりした一日でした。

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注目の個別銘柄:この日の主役たちを深掘り!

それでは、この日の市場を象徴するような動きを見せた個別企業を見ていきましょう。高配当株ブログとして、配当情報も併せてチェックしていきます!

※以下の企業の財務データは、2025年7月時点の架空のシナリオに基づく株価とは別に、執筆時点(2024年半ば)の実際のデータを参考に記載しています。

Super Micro Computer (SMCI)

AIのサーバーを作る会社として、今最も注目されている企業の一つです。この日は、新たなプロジェクトの独占供給元に選ばれたというニュースで株価が10%以上も急騰しました。AIブームの勢いを象徴するような動きですね。

個別銘柄分析:Super Micro Computer (SMCI)

個別銘柄分析:Super Micro Computer (SMCI)

指標 数値
自己資本比率 59.9%
ROE (自己資本利益率) 31.9%
配当利回り 0.00%

Albemarle (ALB)

世界最大級のリチウム生産会社です。EVの普及で期待された銘柄ですが、この日はリチウムの供給過剰懸念が再燃し、株価が11%以上も暴落しました。期待先行で上がっていた分、現実の厳しさに直面した形です。

個別銘柄分析:Albemarle (ALB)

個別銘柄分析:Albemarle (ALB)

指標 数値
自己資本比率 54.8%
ROE (自己資本利益率) 2.5%
配当利回り 1.63%
特徴 29年連続増配

Advanced Micro Devices (AMD)

AI向け半導体で王者Nvidiaを追いかける企業です。新型AIチップを大幅に値上げするというニュースが好感され、4%以上上昇しました。競争の激しいAI市場で、同社の製品が高い需要を集めている証拠と受け取られました。

個別銘柄分析:Advanced Micro Devices (AMD)

個別銘柄分析:Advanced Micro Devices (AMD)

指標 数値
自己資本比率 76.5%
ROE (自己資本利益率) 1.8%
配当利回り 0.00%

Nike (NKE)

誰もが知るスポーツ用品の巨人ですね。有名証券会社が「これから復活が期待できる」として投資判断を引き上げたことで、株価が約4%上昇し、5ヶ月ぶりの高値をつけました。

個別銘柄分析:Nike (NKE)

個別銘柄分析:Nike (NKE)

指標 数値
自己資本比率 39.5%
ROE (自己資本利益率) 34.0%
配当利回り 1.54%
特徴 22年連続増配

Caterpillar (CAT)

建設機械で世界トップの企業で、世界経済の動向を示す「景気の先行指標」とも言われます。株価はほぼ横ばいでしたが、決算を前に投資家が様子見していることがうかがえます。

個別銘柄分析:Caterpillar (CAT)

個別銘柄分析:Caterpillar (CAT)

指標 数値
自己資本比率 20.2%
ROE (自己資本利益率) 51.5%
配当利回り 1.62%
特徴 30年連続増配(配当貴族)

まとめと今後の見通し:私たちはどう備えるべき?

月曜日の市場を一言で表すなら、「条件付きの強気」。 AIという強力なテーマが相場を支えていますが、その足元は今週の重要イベントを前に少しぐらついています。

今後のポイントは、やはりこの3つです。

  1. 巨大テック企業の決算:高い株価に見合うだけの素晴らしい成績を出せるか?
  2. FRBの金融政策:金利について、市場を安心させる発言が出るか?
  3. 経済データ:アメリカ経済の底堅さを示し、「ソフトランディング(景気後退を避けつつインフレを抑えること)」への期待を維持できるか?

高配当株投資家としては、日々の株価の変動に一喜一憂するのではなく、こうした市場全体の大きな流れを把握しておくことが大切です。市場が不安定な時こそ、優良な高配当企業を安く仕込むチャンスが訪れるかもしれません。

ご自身のポートフォリオと市場の温度感を照らし合わせながら、今後の投資戦略を考える良い機会にしてみてはいかがでしょうか?


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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