【投資判断S】NTT(9432)は買いか?利回り3.3%超・14期連続増配の「最強の防衛資産」を徹底解説
日本株への投資を考える際、避けては通れない存在が「NTT(日本電信電話)」です。
直近発表された2025年度第2四半期決算では、営業収益14.1兆円規模という圧倒的な事業基盤を背景に、営業利益率12.5%と極めて堅実な数字を叩き出しました。特筆すべきは、今回も維持された「14期連続増配」の見通しです。
「株価が100円台になって面白みがない」「成長が止まった」という声も聞かれますが、実はクオンツ分析の視点で見ると、NTTは今まさに「最強の買い場」に近い状態にあります。自社株買いによるEPS(1株利益)の強制引き上げと、AI時代の覇権を狙う「IOWN構想」という巨大な芽。
本記事では、新NISAでNTT株を持つべき理由と、厳格に算出した「買い時」の指値目安を詳しく解説します。
日本電信電話株式会社 (9432)
「貯金感覚」で持てる最強の防衛資産。14期連続増配とIOWNへの期待。
【会社概要】どんな会社?
国内通信インフラの圧倒的覇者。光ファイバー網や局舎など、他社が模倣不可能な「物理的インフラ資産」を独占的に保有する。 20年以上の実質非減配、14期連続増配という驚異的な還元実績を誇り、日本株におけるインカムゲイン投資の象徴的存在。 現在は5G投資やデータセンターのグローバル展開に加え、電力効率を100倍にする次世代通信基盤「IOWN」の実用化を推進。ディフェンシブな「守り」と技術革新の「攻め」を兼ね備える。
- ✔累進配当の象徴:減配しない「累進配当」を事実上継続。長期投資の安心感が絶大。
- ✔自社株買いマジック:累計5.7兆円超の自社株買い。株数を減らし、1株価値(EPS)を高め続ける。
- ✔IOWN(アイオン):AI時代の電力不足を救う光技術。2030年に向けた巨大なコールオプション。
投資ハイライト: 【総合評価 S 】 長期保有に最適な「資産形成の土台」
- 新NISAのコア資産: 利回り3.3%超。配当再投資の効果を最大化できる「低ボラティリティ」が魅力。
- 増配余力が十分: 配当性向は40%台とKDDIやソフトバンクに比べ余裕があり、将来の増配継続性が高い。
- バリュエーションの割安: PER 12倍、PBR 1.4倍。同業他社比で最も低く、下値リスクが限定的。
- 【結論】 1万円台から購入可能な「究極のディフェンシブ銘柄」。150円台は迷わず打診したい買い場。
3.36%
配当 5.3円 (14期連続増配の見通し)
12.1倍
1.41倍
セクター平均比で割安。資産価値の裏付けあり。
10.8%
二桁台を維持。資本効率の改善が続く。34.0%
見かけより高い負債返済能力(EBITDA大)。最重要指標①:14期連続増配のトレンド
過去10年間で配当額は約3倍に成長しました。市場暴落時も「減配しない」という信頼感が、強力な下支えとなります。 現在の利回り3.3%超は、過去の平均水準(約2.5〜3.0%)と比較して**歴史的な割安圏**に位置しています。
最重要指標②:EPS成長と余裕の配当性向
注目すべきは「自社株買い」によるEPSの上昇です。純利益の伸び以上に1株あたりの利益が増加しており、これが配当性向を無理に上げずとも増配を可能にしている理由です。 性向40%台という水準は、今後の長期的な増配余力が極めて大きいことを示唆しています。
最重要指標③:業績の安定性とキャッシュ創出力
売上高は緩やかに拡大し、利益率は12〜14%台で安定。景気変動に左右されない「ディフェンシブ」の権化。 年間3兆円規模の営業キャッシュフローが、巨額の設備投資と株主還元を同時に支える強固なエンジンとなっています。
最重要指標④:買い時の株価目安と戦略
1:25の株式分割により、1万円台からの積立が可能。ボラティリティが低いため、逆張りでの「指値買い」が有効です。 (※チャートは楽天証券より引用)
リスク特性と下値メド
-
株価騰落率 (直近12ヶ月/1ヶ月) +0.51% / +1.8%
直近1年は横ばいだが、資産価値を保全しつつ確実に分配金を出す「貯金」的な挙動。
-
ボラティリティ(β値) -0.10
市場全体との相関が極めて低く、暴落時のリスクヘッジに最適。
-
歴史的下値支持線 140円前後 (利回り3.8%)
利回りが3.8%に迫る水準。ここでは「全力買い」が推奨される。
投資判断基準
派手な急騰は期待しにくいが、150円台での保有は配当利回りと中長期のキャピタルゲインを両取りできる期待値が高い。 NISA口座で「放置」できるだけの強さがこの銘柄にはある。
財務健全性:インフラ王者の「揺るがない信用」
見かけの資本比率以上にキャッシュ生成力が強固であり、格付け機関からも高い信用力を得ています。
| 指標 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 34.0% | 通信業では標準的。潤沢なCFが裏付け。 |
| ネットD/Eレシオ | 1.63倍 | 有利子負債は多いが、利払い能力は極めて高い。 |
| DOE (株主資本配当率) | 4.33% | 純資産に対して高い配当。累進配当の根拠。 |
結論:投資判断は「S (長期投資の最適解)」
NTTは、短期間で株価が2倍、3倍になるような銘柄ではありません。 しかし、**「利回り3.3%超の確実な配当」「毎年繰り返される大規模な自社株買い」「IOWNという超長期の将来性」**の3点を考慮すれば、新NISAのコア資産としてこれほど適した銘柄は他にありません。 「貯金代わり」に持ち続け、配当を再投資し続けることで、複利の力を最大化できる最強のディフェンシブ銘柄。150円台は、将来の自分への「最高の贈り物」になるでしょう。
評価カテゴリー別スコア
| カテゴリー | ランク | 評価の根拠 |
|---|---|---|
| 株主還元 | SSS | 14期連続増配。5.7兆円超の自社株買い実績は国内随一。 |
| 収益性 | S | ROE 10%超を維持。ICT/グローバルの成長が寄与。 |
| 財務健全性 | AA | インフラ資産の価値と、強力なEBITDAマージン(24%)。 |
| 成長性 | A- | IOWN構想という巨大なポテンシャル。実現には時間がかかる。 |
結論として、NTT(9432)への投資判断は最高ランクの「S」です。
直近決算でも証明された通り、年間3兆円規模の営業キャッシュフローを生み出す「インフラの大家」としての地位は盤石です。DOE(株主資本配当率)4.3%という高い還元基準を設け、実質20年以上も減配していないという実績は、投資家にとって「究極の精神安定剤」となります。
現在の利回り3.3%超は、過去の平均的な水準と比較しても十分に割安圏内です。短期間での爆発的な急騰は期待しにくいものの、大規模な自社株買いによって1株の価値が着実に高まり続ける「EPS成長マジック」は健在です。
新NISAの成長投資枠を使って、150円台からコツコツと積み上げる。そして2030年のIOWN実用化による再成長を待つ。
これこそが、負けない投資家が実践する「王道のNTT攻略法」と言えるでしょう。
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※本記事は特定の銘柄や証券会社の利用を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断でお願いいたします。
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