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【2025年7月30日】高配当株ブログ:日経平均が軟調でも慌てない!決算と株主還元で明暗が分かれた一日を徹底解説

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moomoo証券【WEB】

「日経平均株価が4日続落…」なんてニュースを聞くと、なんだか不安になってしまいますよね。でも、ちょっと待ってください!あなたの持っている株、あるいは気になっている株は、本当に下がっていましたか?

2025年7月30日の株式市場は、まさにそんな**「指数だけ見ていては本質を見誤る」**面白い一日でした。

日経平均は小幅に下がりましたが、実は市場全体を見渡すと値上がりした銘柄の方が多かったんです。これは、投資家たちが大きなイベントを前にしつつも、企業の「通信簿」である決算内容と、「株主への気持ち」である株主還元策を厳しくチェックし、良い会社にはしっかりとお金を入れていた証拠。

今日はそんな「選別相場」の一日を振り返りながら、私たち高配当株投資家がどう立ち回るべきか、具体的な銘柄と共にじっくり見ていきましょう!


なぜ?日経平均とTOPIXで動きが違ったワケ

まず、この日の市場の雰囲気をサクッと掴んでおきましょう。

国内主要指数の動き(2025年7月30日時点)

国内主要指数の動き(2025年7月30日時点)

指数名 終値 前日比
日経平均株価 40,654.67円 ▼ -19.47円 (-0.05%)
TOPIX (東証株価指数) 2,918.82ポイント 📈 +10.18ポイント (+0.35%)

見ての通り、日経平均は下がっているのに、TOPIXは上がっていますよね。

これを分かりやすく例えるなら…

  • 日経平均株価: 日本を代表する225社の株価を基にした指数。特に株価の高い値がさ株(株価が高いスター選手のような株)の影響を受けやすいのが特徴です。
  • TOPIX: 東証プライム市場の全銘柄の時価総額を基にした指数。つまり、市場全体の平均点のようなものです。

この日は、村田製作所や東京エレクトロンといった一部の値がさ株が売られたため、日経平均はマイナスになりました。でも、TOPIXがプラスということは、市場の多くの銘柄(特に日経平均採用以外の会社)には買いが入っていたということ。全体が悲観ムードだったわけではない、というのが大切なポイントです。

市場のムードを左右した2つの要因

なぜこんな動きになったのか、背景には大きなイベントがありました。

  1. FOMC待ちの様子見ムード 📝 日本時間の深夜に、アメリカの金融政策を決める超重要会議**「FOMC」**の結果発表が控えていました。金利がどうなるか、パウエル議長が何を語るか…世界中の投資家が固唾をのんで見守っている状況です。大きなイベントの前は、積極的に売買せず「様子見」をする人が増えるため、商いは少し静かめでした。
  2. 決算発表という名の「個別テスト」 💯 マクロ経済という「全体の空気」が読みにくい中、投資家の関心は企業の4-6月期決算という「個別のテスト結果」に集中しました。良い決算や、将来性のある見通し(ガイダンス)、嬉しい株主還元策を発表した会社はしっかり買われ、その逆は容赦なく売られる。まさに、一社一社の実力が問われる展開だったのです。

今日のヒーローと涙のセクター:AIと空運の物語

個別材料が主役の相場では、業種ごとの色の違いもはっきり出ます。この日は「AI」と「決算」というテーマで、天国と地獄が分かれました。

📈 上昇トップ:AIインフラ需要で沸いた「非鉄金属」セクター (+3.15%)

「非鉄金属」と聞くと銅やアルミを想像しますが、この日の主役は**「AI」**でした。

きっかけは、前日のアメリカ市場。AIデータセンター向け製品を手掛けるコーニング社が素晴らしい決算を発表し、株価が急騰しました。このニュースを受けて、「コーニングと取引のある日本の会社も儲かるはず!」という連想が働き、光ファイバーで世界トップクラスのシェアを誇る**フジクラ (5803)古河電気工業 (5801)**などに買いが殺到!AIという巨大なテーマが、日本の特定セクターに熱い視線を集めた好例ですね。

📉 下落トップ:ダブルパンチに沈んだ「空運」セクター (-2.58%)

一方、最も売られてしまったのが「空運」セクターでした。

  • 決算の明暗: **日本航空 (JAL, 9201)はとても良い決算でしたが、ライバルのANAホールディングス (9202)**は最終減益となり、市場をがっかりさせました。
  • 逆風の存在: 原油価格の上昇(燃油費アップに直結)と、円高の進行(海外からの旅行者の売上が目減り)という、航空会社にとってWパンチとなる懸念が強まりました。

JALの好決算という良いニュースだけでは、コスト増という向かい風を跳ね返せなかった形です。好調なインバウンド需要を背景に買われてきただけに、利益を確定する売りが出やすかったようです。


## 【本日の主役】注目高配当株ディープサーチ!

さて、ここからが本題です!高配当株投資家にとって、今日の相場は学びの宝庫。値動きが大きかった注目銘柄を、良いニュースと悪いニュースに分けて深掘りしていきましょう。

✨ 今日の輝いた銘柄たち ✨

キヤノン (7751) : 強烈な自社株買いで株価がジャンプアップ! (+4.94%)

複合機やカメラでおなじみのキヤノンが、なんと1,000億円を上限とする大規模な自社株買いを発表!これは「会社が自分たちの株は割安だと考えている」という強いメッセージであり、市場の株を買い支える効果も絶大です。株価はこのニュースに素直に反応し、窓を開けて急騰しました。

  • 株主還元策: 配当性向50%目安の方針に加え、今回の自社株買いは非常に心強いですね。
  • 注目ポイント: 短期的な株価は自社株買いで支えられますが、長期的にはメディカル事業など、新しい分野でどれだけ成長できるかにかかっています。事業の変革に注目していきたい企業です。
エクセディ (7278) : 新・還元方針で大化け!驚異の株価上昇 (+11.34%)

自動車部品メーカーのエクセディが、市場に強烈なサプライズを届けました!なんと、年間配当を300円に引き上げる(これで3期連続の増配!)と発表。

この背景には、**「DOE 5%目標」**という新しい株主還元方針があります。

DOE(自己資本配当率)とは? 企業の純資産(自己資本)に対して、どれくらいの配当を支払っているかを示す指標。利益の変動に左右されにくいため、DOEを目標にすると配当が安定しやすいというメリットがあります。

「年間250円以上の配当を維持する」とも宣言しており、これは事実上の累進配当(減配せず、配当を維持または増配していく方針)への移行とも言えます。高い利回りと安定した配当方針、株主優待(カタログギフト)も魅力的で、インカム投資家にとって最高の長期保有候補に躍り出たと言えるでしょう!

南海電気鉄道 (9044) : 引け後のトリプルサプライズ!

日中の株価は地味でしたが、取引終了後に**「①業績予想の上方修正、②増配、③自社株買い」**という、まさに三本の矢を放ちました!

  • 成長ストーリー: インバウンド需要の回復に加え、2025年大阪・関西万博や将来のIR(統合型リゾート)への期待が業績を押し上げています。
  • 株主還元策: 配当性向30%目標を掲げ、増配基調が鮮明です。乗車カードなどがもらえる株主優待も、特に関西在住の投資家には嬉しいですね。
  • 注目ポイント: 安定企業から成長企業へ。今回のサプライズで、長期投資対象としての魅力がさらに高まりました。

😢 試練の時を迎えた銘柄たち 😢

コマツ (6301) : 期待届かず…失望売りで続落 (-1.48%)

建設機械の世界的メーカー、コマツ。決算内容は市場の予想通りでしたが、問題は通期の業績見通し。市場が期待していたよりも低い数字を据え置いたため、「思ったより回復が遅いのでは?」という失望売りにつながりました。

  • 株主還元策: 配当性向40%以上という明確な方針があり、株主還元への意識は非常に高い企業です。3年以上保有するともらえる建機ミニチュアの株主優待もユニークで人気があります。
  • 逆張り妙味?: 株価が下がったことで、配当利回りは魅力的な水準に。短期的な業績の波を乗り越えられる長期投資家にとっては、むしろ絶好の買い場かもしれません。DXソリューション「スマートコンストラクション」など、未来への種まきも着々と進んでいます。
小森コーポレーション (6349) : 決算内容を嫌気され急落 (-10.83%)

印刷機械メーカーの小森コーポレーションが、決算発表後に急落。営業利益は増えたものの、経常利益が為替差損などで大きく減ったことが嫌気されました。

  • 高利回りの罠?: 株価下落で配当利回りは5%近くと非常に高いですが、その持続可能性が焦点です。同社は「年間40円の最低配当」「総還元性向50%」を掲げており、今回の減益が一時的なら配当の安全性は高いかもしれません。
  • 注目ポイント: 印刷という成熟市場から、プリンテッド・エレクトロニクスといった成長分野へ転換できるかが長期的な鍵。ハイリスク・ハイリターンな状況と言え、経営陣の手腕が問われます。
【特別枠】シマノ (7309) : 決算ショックで歴史的暴落 (-23.00%)

自転車部品で世界断トツのシェアを誇る優良企業、シマノがまさかの23%暴落。第2四半期の利益が9割減という衝撃的な内容に加え、通期見通しも大幅に下方修正したことが原因です。コロナ禍の自転車ブームが終わり、厳しい在庫調整局面に直面しています。

  • 鉄壁の財務: しかし、特筆すべきは**自己資本比率92.0%**という驚異的な財務体質。実質無借金経営で、会社の体力は盤石です。
  • 投資格言を試す時?: 今の苦境は景気循環の一局面に過ぎない可能性も。世界的な優良企業を、数年来の安値で仕込めるチャンスと捉えることもできます。「皆が恐怖で売っている時に買う」という投資格言が、今まさに試されている銘柄です。

一覧

国内注目株ポートフォリオ(詳細分析)

国内注目株ポートフォリオ(詳細分析)

企業名 証券コード 業種 時価総額区分 配当利回り (%) ROE (%) 自己資本比率 (%) 株主還元方針 長期保有可能か
キヤノン 7751 電気機器 大型株 3.61% 4.75% 58.6% 配当性向50%目安、自社株買い 事業転換の進捗注視で有望
コマツ 6301 機械 大型株 3.82% 14.17% 55.0% 配当性向40%以上、株主優待 景気循環を乗り越えれば有望
エクセディ 7278 輸送用機器 中型株 6.24% 6.39% 59.4% DOE 5%目標、年間配当250円以上、優待制度 還元姿勢を評価、非常に有望
南海電気鉄道 9044 陸運業 中型株 2.23% (※※) 7.45% 31.9% 配当性向30%目標、自社株買い、優待 万博・IR期待で有望
小森コーポレーション 6349 機械 小型株 4.97% 6.30% 66.8% 総還元性向50%、最低配当40円 高リスク高リターン、要注視
シマノ 7309 輸送用機器 特殊要因 2.06% 9.07% 92.0% 景気後退局面での仕込み好機

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(※※) 南海電気鉄道の配当利回りは、引け後に発表された増配(50円)を反映したものです。


まとめ:今日の相場から学ぶ、今後の投資戦略

今日の市場は、私たちにたくさんのヒントをくれました。

  • 指数だけでなく中身を見よう!: 日経平均の動きに一喜一憂せず、市場全体や個別銘柄の動きに目を向けよう。
  • 株主還元の姿勢を高く評価しよう!: エクセディのように、DOE目標などで配当の安定性を高めてくれる企業は、長期投資の強い味方。
  • 下げた時こそチャンス!: コマツやシマノのように、優良企業が一時的な懸念で売られた時は、絶好の買い場になる可能性がある。なぜ下がったのか、その理由をしっかり調べることが大切。

決算シーズンはまだまだ続きます。これからも、目先の株価に振り回されず、企業の稼ぐ力、財務の健全性、そして何よりも「株主を大切にする姿勢」に注目して、コツコツと優良な高配当株を選んでいきましょう。

今日の記事で気になった企業はありましたか?ぜひ、企業の公式サイトにある「IR情報」ページを覗いてみてください。会社の考えが分かって、もっと投資が楽しくなりますよ!皆さんのポートフォリオが、未来の豊かな実りにつながることを願っています。


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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