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【2025年7月17日】TSMC決算が流れを変えた!反発相場で輝く高配当株の探し方

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昨日の株式市場、なんだか不思議な動きでしたよね?

朝は円高もあって「今日も下がるのかな…」と心配になるムードで始まったのに、午後になったら一転、グングン上昇!終わってみれば日経平均はしっかりプラスで引けました。

「一体、市場で何が起きていたの?」 「この流れの中で、私たち高配当株投資家はどう動けばいいの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実はこの日の値動きの裏には、世界的な半導体企業の好決算という大きな追い風と、投資家たちの心理が複雑に絡み合っていました。

この記事では、昨日の市場のナゾを「需給(買いたい人と売りたい人のバランス)」と「材料(株価を動かすニュース)」の2つの視点から分かりやすく解きほぐします。表面的なニュースだけでは見えてこない市場のホンネを読み解き、あなたの高配当株ポートフォリオを育てるための実践的なヒントを見つけていきましょう!


まずは市場全体の振り返りから!弱気ムードを吹き飛ばした「逆転劇」

7月17日の日経平均株価は、朝方、前日のアメリカ株の一部の不調や円高を理由に、一時300円近く下落する場面もありました。多くの人が「今日も厳しい一日かな」と感じたことでしょう。

しかし、ここで市場の底力が試されます。株価が25日移動平均線(過去25日間の株価の平均値で、短期的なトレンドの目安とされる人気の指標)に近づくと、待ってましたとばかりに「お、安くなってきたな」と考える投資家たちの押し目買い(株価が一時的に下がったタイミングを狙った買い)が活発に入ってきたのです。

このテクニカルな支持線がしっかり機能したことで、市場のムードは「下がるかも…」という不安から「ここから反発するぞ!」という期待へとガラッと変わりました。

結果的には、日経平均-TOPIXどちらもプラスで引けました。

  • 日経平均株価
    • 終値: 39,901.19円
    • 前日比: +237.79円 (+0.60%)
  • TOPIX(東証株価指数)
    • 終値: 2,839.81ポイント
    • 前日比: +20.41ポイント (+0.72%)

流れを決定づけた「2つのニュース」

この日のドラマチックな展開の主役は、海外から届いた2つのニュースでした。

  1. アメリカからの強弱ミックスな材料 前日のアメリカでは、物価上昇が落ち着いてきたという良いニュース(利下げ期待UP!)と、政治的な不透明感に関する報道(リスク要因…)が混在し、東京市場もどっちつかずのスタートを余儀なくされました。
  2. TSMCの好決算(決定的な追い風!) しかし、午後の市場の雰囲気を一変させたのが、台湾の半導体メーカーTSMCの素晴らしい決算発表でした。TSMCは世界中のハイテク製品に欠かせない半導体を作っているため、その業績は世界の半導体需要のバロメーターとされています。 この力強いニュースが、朝方の悲観論を吹き飛ばし、日本の半導体関連株や電子部品株に一斉に買い注文が殺到!相場全体の**センチメント(投資家心理)**を劇的に改善させました。

この日の値上がり銘柄数は値下がり銘柄数の3倍以上。これは一部の大型株だけが買われたのではなく、市場全体にポジティブな雰囲気が広がった「健全な上昇」だったことを示しています。


セクターごとの明暗をチェック!「ハイテク」vs「資源」

全面高に近い展開でしたが、業種(セクター)ごとに詳しく見ると、資金の流れにはハッキリとした特徴がありました。

🟩 絶好調だったセクター(TSMCの追い風に乗る!)

  • 電気機器、その他製品: まさにこの日の主役!TSMCの好決算を受け、日本の半導体製造装置メーカーや電子部品メーカーに期待の買いが集まりました。ゲーム機の任天堂などが含まれる「その他製品」も好調でした。
  • サービス業、医薬品: 景気が良くなることへの期待感から、人材サービスなどの「サービス業」も上昇。また、景気に左右されにくい「医薬品」セクターも買われ、投資家が独自の成長ストーリーを持つ「質の高い成長株」を求めていることがうかがえます。

🟥 不調だったセクター(世界経済の懸念が直撃…)

  • 鉱業、石油・石炭製品: 原油価格が下落したことが直接の原因です。世界的な需要の減速が心配され、INPEX(インペックス)のようなエネルギー関連企業には厳しい一日となりました。
  • 鉄鋼: 世界経済の先行きや貿易問題に敏感な鉄鋼セクターも、不透明感から売られる展開となりました。

このセクターの動きは、「景気は回復に向かうのでは?」という市場の期待を映し出しています。テクノロジー関連が買われ、資源関連が売られるのは、景気回復の初期段階によく見られるパターンなのです。


お待ちかね!注目の高配当株を深掘り!

それでは、高配当株投資家として特に注目したい個別銘柄を見ていきましょう!ここでは、配当利回りが高く、財務も安定している魅力的な企業をピックアップしました。

注目高配当株サマリー

注目高配当株サマリー

区分 企業名 証券コード 自己資本比率 ROE (%) 配当利回り
大型株 三菱商事 8058 43.6% 10.33% 3.81%
大型株 KDDI 9433 30.4% 13.21% 3.30%
大型株 東京海上HD 8766 16.3% 20.58% 3.57%
中型株 みずほリース 8425 10.3% 12.15% 4.30%
中型株 INPEX 1605 62.9% 9.46% 4.39%
中型株 日本特殊陶業 5334 71.2% 14.12% 3.61%
小型株 伊藤忠エネクス 8133 39.0% 10.22% 3.36%

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※株価や各指標は2025年7月17日時点、または入手可能な最新データに基づきます。 ※自己資本比率は財務の健全性を示し、一般的に40%以上あると安心と言われます。ROEは自己資本に対してどれだけ効率的に利益を上げているかを示し、10%以上が優良企業の目安とされます。ただし、銀行やリースなど業種によって基準は異なります。

各銘柄の魅力にズームイン!

  • 三菱商事 (8058)
    • どんな会社?: 日本を代表する総合商社。資源だけでなく、食品や消費財など幅広い分野でビジネスを展開しています。
    • なぜ注目?: ノルウェーのサーモン養殖会社を大規模買収!これは、資源価格に左右されにくい安定した収益源を強化する素晴らしい一手で、市場も好意的に評価しました。配当を減らさない累進配当を掲げている点も、私たち投資家には心強いですね。
  • KDDI (9433)
    • どんな会社?: auブランドでおなじみの通信大手。
    • なぜ注目?: なんといっても23期連続増配予定という圧倒的な株主還元の実績が魅力です。市場が不安定な時でも、「KDDIなら大丈夫」という安心感から安定した買いが集まります。まさに高配当ポートフォリオの「核」となる銘柄です。
  • 東京海上ホールディングス (8766)
    • どんな会社?: 日本トップクラスの損害保険会社。
    • なぜ注目?: 日本の金利が上がると、保険会社は資産運用の利回りが改善して儲かりやすくなります。日銀が金融緩和からの出口を探る今、その恩恵を最も受ける企業の一つとして注目されています。
  • みずほリース (8425)
    • どんな会社?: 様々な企業に機械や設備を貸し出すリース会社。
    • なぜ注目?: 21期連続増配という輝かしい実績に加え、業績も絶好調!中期経営計画を1年前倒しで達成するなど、成長の勢いが止まりません。4%を超える高い配当利回りも非常に魅力的です。
  • INPEX (1605)
    • どんな会社?: 石油や天然ガスの開発を手がける日本最大の企業。
    • なぜ注目?: この日は原油安で株価が下がりましたが、裏を返せば「安く買えるチャンス」と見ることもできます(逆張り)。4%を超える非常に高い配当利回りは大きな魅力。原油価格の変動リスクを取れるなら、面白い選択肢かもしれません。
  • 日本特殊陶業 (5334)
    • どんな会社?: 自動車のエンジンに使われるスパークプラグで世界トップシェア。
    • なぜ注目?: EV化の波に対応するため、全固体電池や水素技術など、未来の成長分野へ大胆に事業転換を進めています。この「変身」の過渡期にありながら、3%後半の高い配当を維持している点は素晴らしいの一言。未来への期待が持てる銘柄です。
  • 伊藤忠エネクス (8133)
    • どんな会社?: ガソリンスタンド運営や電力・ガスの販売を行うエネルギー商社。
    • なぜ注目?: EV充電サービスやエネルギー管理のスタートアップ企業と資本提携し、次世代のエネルギー事業へ積極的に投資しています。安定した配当を出しながら、未来への成長ストーリーも描けている、三拍子そろった魅力的な企業です。

最後に、大きな視点で未来を考えよう

今日の市場の動きの背景には、私たち高配当投資家が知っておくべき3つの大きなテーマがあります。

  1. 日米の金融政策の「逆方向」: 日本が利上げを検討する一方、アメリカは利下げを視野に入れています。これは円高要因となり、輸出企業には逆風ですが、海外投資家から見れば「円高でドル建てのリターンが増える」ため、質の高い日本株への資金流入が続く可能性があります。
  2. 日本の「株主還元革命」: 東証がPBR1倍割れ企業に改善を求めて以来、日本企業は増配や自社株買いに非常に積極的になっています。これは、日本の高配当株の魅力と安定性を構造的に高める、私たちにとって最大の追い風です。
  3. 地政学リスク(特に関税問題): 米国の通商政策、特に関税の問題は、自動車産業などを中心に依然としてリスク要因です。こうしたリスクに直接さらされにくい内需型の企業や、他のセクターに目を向けることも重要になります。

まとめ:賢くバランスを取って、未来の果実を育てよう!

7月17日の市場は、外部のゴタゴタを乗り越え、企業の「本質的な価値」に注目する日本株の力強さを見せてくれました。

このような複雑な環境で、私たち高配当投資家が成功するための戦略は「バランス」です。

  • ポートフォリオの「核」: KDDIやみずほリースのような、何があっても安心の「連続増配」銘柄をしっかり固める。
  • 成長を狙う「衛星」: 東京海上や三菱商事のように、金利上昇や事業転換といった大きなテーマに乗る銘柄でプラスアルファを狙う。
  • 逆張りで探す「お宝」: INPEXのように、短期的な逆風で売られていても、高い利回りと財務力を持つ銘柄を、リスクを理解した上で検討する。

これから本格化する企業の決算発表や、日銀の次の動き、米国の政策など、注目すべき点はたくさんあります。

いかがでしたか?今日の複雑な市場も、こうして分解してみると、面白い発見がありますよね。この記事が、あなたの高配-当株ポートフォリオを育てるヒントになれば嬉しいです。

ぜひ、気になった銘柄をご自身でもっと深掘りしてみてください!もしこの記事が役に立ったと感じたら、ぜひブックマークやSNSでシェアして、投資仲間に教えてあげてくださいね!


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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