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あいHD徹底分析!配当利回り4%超・自己資本80%の鉄壁高配当株

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moomoo証券【WEB】

ご覧いただきありがとうございます!

「10年、20年と安心して持ち続けられる高配当株はないか?」 新NISAの開始に伴い、多くの投資家がそのような「永久保有銘柄」を探し求めています。
今回分析するあい ホールディングス(3076)は、まさにその有力候補と言える一社です。

自己資本比率は驚異の約80%、実質無借金経営という「鉄壁の財務」に加え、配当利回りは4%超え。さらに近年、「配当性向50%以上」を掲げて株主還元を強化しており、インカムゲイン狙いの投資家にとっては無視できない存在となっています。

しかし、直近の決算数値だけを見て飛びつくのは危険です。近年の利益急増の裏には、「負ののれん」という会計上の特殊要因が隠されているからです。本記事では、表面的なPERの安さに惑わされず、同社の「本来の稼ぐ力」と「長期投資における安全性」を徹底的に解剖します。この銘柄は、あなたのポートフォリオの守護神となり得るのか?その真価を判定します。

【A+評価】あいホールディングス(3076)は買いか?利回り4.1%・25期減配なしの「隠れた優良企業」を徹底分析

株式会社あいホールディングス (3076)

防犯カメラ・情報機器のニッチトップ。規律あるM&Aで成長する「資本の配分者」。

市場:東証プライム 業種:卸売業 時価総額:約1,800億円 (2025/11/16時点)【中型株】
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【会社概要】どんな会社?

「セキュリティ機器(防犯カメラ)」と「情報機器(カッティングマシン)」を二本柱とする持株会社。 近年は岩崎通信機・ナカヨを買収し「情報通信機器」へも展開。豊富なキャッシュを用い、割安な企業を買収・再生させる「投資会社」としての一面も持つ。

  • 事業領域:セキュリティ機器、情報機器、情報通信機器(岩崎通信機・ナカヨ)、測量設計など多角化。
  • 競争優位性:コア事業の高い収益性。規律あるM&A(割安買収)。
  • リスク要因:(最重要) M&Aによる一時的な営業利益率の低下。買収先(PMI)の収益改善が課題。
  • 財務基盤:鉄壁。自己資本比率80.0%、実質無借金(ネットキャッシュ 約450億円超)。

投資ハイライト:【総合評価 A+】利回り4.1%、減配なしの安定感

  • 魅力的な利回り: 予想配当110円、株価2,658円換算で 約4.14%
  • 最強の還元方針: 「配当性向50%以上」の高いコミットメント。
  • 公約の信頼性: 5期連続増配中(2026.6期予想)。過去25年実質減配なし。
  • 【最大の特徴】 実質無借金(ネットキャッシュ450億円超)。鉄壁の財務が連続増配を裏付ける。
  • 【株主優待】 なし。還元は現金配当を最優先する方針。
予想配当利回り (26/06期 予想)

4.14%

配当性向50%以上・5期連続増配

PER (26/06期予) / PBR (実績)

13.7

/

1.27

割安性「A」評価。利回り考慮で割安。

ROE (自己資本利益率, 26/06期予想)

9.4%

(「負ののれん」除いた実力値ベース)
自己資本比率 (26/06期 1Q)

80.0%

財務健全性「S」評価。実質無借金。

最重要指標①:配当トレンド(金額・利回り・姿勢)

配当金と配当利回りの推移 (11年)

グラフは、株主還元の「金額」と「株価水準(利回り)」を示しています。
配当金(積み上げグラフ・左軸)は、5期連続で増配(2026.6期予)しており、過去25年間で実質的な減配はありません。この圧倒的な安定感と成長性が最大の魅力です。
配当利回り(折れ線・右軸)は、株価(2,658円)ベースで4.14%と高水準に達しています。

配当性向の推移 (11年)

グラフは、株主還元の「姿勢」(利益のうちどれだけを還元しているか)を示しています。
配当性向(折れ線・左軸)は、2024年・2025年6月期に一時的に低下していますが、これは「負ののれん」益により分母(純利益)が異常に膨らんだためです。
実力ベースの利益に対する方針は「配当性向50%以上」であり、2026年6月期(予想)は56.9%と、方針を遵守しています。

最重要指標②:EPSとROEの推移 (11年)

グラフは、企業の「稼ぐ力」と「資本効率」を示しています。
EPS(棒グラフ・左軸)は、2024年・2025年6月期に異常値(331円、407円)となっていますが、これは会計上の「負ののれん」益によるものです。実力ベースのEPSは2026年6月期(予想)の193.3円が参考になります。
ROE(折れ線・右軸)も同様に2024/2025年は一時的に高騰していますが、実力ベースでは2026年6月期(予想)の9.4%に着地する見込みです。

最重要指標③:売上高と営業利益率の推移 (11年)

グラフは、企業の「事業規模」と「収益性」を示しています。
売上高(棒グラフ・左軸)は、M&Aにより2025年6月期から非連続な成長を遂げています。
営業利益率(折れ線・右軸)は、20%前後の高収益を誇っていましたが、M&A(岩崎通信機・ナカヨ)により利益率の低い事業が連結された結果、11.9%(2026年6月期予想)へと構造的に低下しています。今後の焦点は、この利益率を改善(PMI)できるかです。

最重要指標④:10年(月足)株価チャート

以下のチャートは、あいホールディングスの過去10年間の株価動向(月足)を示しています。
長期的な上昇トレンド: 業績・配当の成長と共に、株価も右肩上がりのトレンドを形成しています。
現在の株価水準: 2023年以降、3,000円手前で推移しています。利回り4%超えという高配当が株価の下支えとなっている一方、M&Aによる利益率低下が上値を抑えている可能性があり、現在は「評価待ち」の状態と言えます。
(※チャートは楽天証券より引用)

あいホールディングス (3076) 10年月足チャート

財務健全性:「連続増配」の源泉 (評価:S)

「配当性向50%」という高い還元方針を支える、鉄壁の財務基盤(キャッシュ創出力)を検証します。

指標時点 (2026年6月期 1Q等)
自己資本比率80.0%
有利子負債 (合計)約45億円 (有利子負債比率 1.0%)
現預金約450億円超
ネットD/Eレシオ実質無借金 (ネットキャッシュ 約400億円超)

投資判断の核心 (キャッシュフロー)

営業キャッシュフローは安定的にプラスを創出しています。
有利子負債を圧倒的に上回る現預金を保有する「実質無借金」状態です。
この潤沢なキャッシュが、不況時でも減配を回避できる「バッファー」となり、機動的なM&Aを可能にする「弾薬」となっています。配当の持続可能性は極めて高いと判断します。

事業セグメント分析:利益率の希薄化とPMIの課題

M&Aにより事業ポートフォリオが大きく変化しました。特に「情報通信機器」の収益性改善(PMI)が最大の焦点です。

① セキュリティ機器事業(収益の柱)

防犯カメラ、入退室管理。利益率40.2%と驚異的な稼ぎ頭。マンション向け保守サービスなどストック収益が強固。グループのM&A資金と配当の原泉です。

② 情報通信機器事業(再生の舞台)

岩崎通信機・ナカヨ。ビジネスホン等。利益率5.7%。売上規模は大きいですが、グループ全体の利益率を押し下げています。コスト削減やシナジーによる利益率改善(PMI)が成功すれば、グループ全体の利益が跳ね上がる可能性があります。

③ 情報機器事業(カッティングマシン)

「Silhouette」ブランド。利益率3.4%。コロナ禍の巣ごもり需要の反動減と、北米・欧州の個人消費冷え込みで低迷中。景気変動の影響を受けやすいセグメントです。

④ その他の事業(設計・脱炭素)

「あい設計」(堅実)や、新規事業の空調制御システム「アイグリーズ」(急成長中)など、将来の柱を育成中です。

SWOT分析:強みとリスク

強み (Strengths)

  • 盤石な財務体質(実質無借金、自己資本比率80%)
  • セキュリティ事業の安定したストック収益(利益率40%超)
  • 規律あるM&A(割安企業を厳選して買収する目利き力)
  • ニッチ市場での高いシェア(カッティングマシン等)

機会 (Opportunities)

  • PMIの成功(岩崎通信機・ナカヨの収益性改善による利益向上)
  • 国内の防犯・省人化需要の構造的増加
  • 日本企業の再編加速による、優良企業の割安買収チャンス

弱み (Weaknesses)

  • コングロマリット・ディスカウント(事業が多角化しすぎ評価されにくい)
  • ハードウェア販売への依存
  • M&Aを除いた既存事業の成長鈍化

脅威 (Threats)

  • PMIの失敗(買収先の低収益が固定化するリスク)
  • 為替リスク(情報機器は海外売上比率が高い)
  • 技術の陳腐化(監視カメラのAI化など)
  • 海外景気後退による個人消費の冷え込み

リスク要因(詳細)

財務リスクは皆無ですが、ビジネスモデルに固有のリスク要因を精査します。

  • PMI(買収後統合)の失敗リスク(最重要リスク): 岩崎通信機・ナカヨの収益性改善が進まず、低収益体質が固定化し、グループ全体の足を引っ張り続けるリスク。
  • 海外景気・為替リスク: 情報機器(カッティングマシン)は海外売上比率が高く、欧米の個人消費冷え込みや、急激な円高による減益リスク。
  • 人材・組織統合リスク: 社員数が急増したことによる、企業文化の摩擦や意思決定の遅延リスク。

株価指標と競合比較

あいホールディングス(3076)のPER 13.7倍、PBR 1.27倍は、高い資本効率(実力値ROE 9.4%)と連続増配の実績を鑑みれば、「高品質な銘柄」として割安な評価水準と判断します。
下記の競合他社(電子部品・通信機器)と比較しても、PBR・ROEの高さ(=資本効率の良さ)が際立っています。

指標 3076 あいHD 6804 ホシデン 6675 サクサ
市場東証プライム東証プライム東証スタンダード
配当利回り(予)4.14%1.98%4.73%
PER(予)13.7倍10.7倍19.6倍
PBR(実)1.27倍0.90倍0.95倍
ROE(実)9.4% (実力値予)7.29%11.84%

※3076の指標は2025年11月16日時点または開示資料に基づく(レポート参照)。競合は2025年11月14日時点のデータ。

成長戦略:M&AとPMI(買収後統合)

今後の戦略は、①コア事業(セキュリティ)の安定成長、②M&A(情報通信)の収益性改善(PMI)、の2点に集約されます。

  • 成長ドライバー: セキュリティ事業のストック収益。
  • 「質」の向上(最重要): 岩崎通信機・ナカヨのPMI。コスト削減やシナジー追求による利益率改善が最大の課題であり、最大のアップサイド要因。
  • M&A戦略: 豊富なネットキャッシュを活かし、更なる割安企業の買収機会を狙う。
  • 最重要方針(株主還元):
    • 「配当性向 50%以上」
    • 実質的な累進配当(DOE 5%超の高い水準)

結論:投資判断は「A+ (長期投資適格)」

あいホールディングスは、**「高配当」と「財務安全性」**を両立する稀有な銘柄であり、長期的なインカムゲインを狙う投資家に「投資適格(A+)」と判断します。

最大の魅力は「25期実質減配なし」の実績と、「実質無借金」の鉄壁の財務に裏付けられた利回り4.14%の還元姿勢です。

ただし、PERを見る際は「負ののれん」益を除いた実力値(26/06期 PER 13.7倍)で判断することが不可欠です。M&Aによる利益率低下(PMIの課題)はリスクですが、これは同時に将来の「アップサイド」でもあります。

株価の下落余地は限定的であり、高配当ポートフォリオの「中核(コア)」銘柄として強く推奨します。

主な投資用語の解説

負ののれん (Negative Goodwill): 企業を買収した際、買収価格がその企業の純資産(時価)よりも安かった場合に発生する「会計上の利益」。一時的な利益であり、翌期は剥落する。

PMI (Post Merger Integration): M&A(合併・買収)後の統合プロセス。買収した企業の収益性を改善させるためのコスト削減やシナジー創出活動を指す。

PER (株価収益率): 株価が1株当たり純利益の何倍かを示す指標。低いほど割安とされる。

PBR (株価純資産倍率): 株価が1株当たり純資産の何倍かを示す指標。1倍が解算価値とされ、低いほど割安とされる。

ROE (自己資本利益率): 企業が自己資本(株主資本)を使ってどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標。高いほど収益性が良い。

DOE (自己資本配当率): 「自己資本」に対し、どれだけの配当を支払ったかを示す指標。ROEと配当性向の「掛け算」であり、利益の変動に左右されにくい安定的な配当方針を示す。

実質減配なし (累進配当): 企業が配当を減らさず、少なくとも「維持」または「増配」し続けること。

配当性向: 企業が純利益のうち、どれだけを配当金として株主に支払ったかを示す割合。(あいHDは50%以上)

自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務の安全性が高い。

ネットD/Eレシオ (純有利子負債自己資本比率): 実質有利子負債が自己資本の何倍かを示す指標。低いほど(マイナス含む)財務の安全性が高い。

CAGR (年平均成長率): Compound Annual Growth Rateの略。複数の年にわたる成長率から、1年あたりの平均成長率を複利で計算した指標。

このコンテンツは、情報の提供を目的としており、売買の推奨等を目的としたものではありません。いかなる内容も将来の運用成果を保証するものではなく、最終的な投資決定はご自身の判断・責任でお願い致します。

結論:あい ホールディングスは、長期インカム投資家にとって「A+ランク」の銘柄です。

今回のディープサーチで浮き彫りになったのは、同社の「投資会社としての規律の高さ」と「盤石な財務基盤」でした。 借金に頼らず、手元の潤沢な資金で割安な企業を買収し、キャッシュフローを拡大させる戦略は、派手さこそありませんが極めて合理的です。何より、過去一度も減配がなく、配当性向50%以上をコミットしている点は、長期保有における最大の安心材料と言えるでしょう。

投資判断のポイント

  • 強み: 倒産リスクが極めて低い「要塞」のような財務と、4%超の配当利回り。
  • 注意点: 買収に伴う一時的な利益(負ののれん)が剥落した後も、本業でしっかり利益を出せるか(PMIの成否)がカギとなります。

現在の株価水準は、その財務安全性と配当利回りを考慮すれば、十分にエントリーできる水準です。短期間での値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うよりも、新NISA枠などを活用し、配当金(インカムゲイン)を再投資しながらじっくりと資産を育てる。そんな「負けない投資」を目指す方にとって、あい ホールディングスはポートフォリオの核となり得る銘柄です。

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※本記事は特定の銘柄や証券会社の利用を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断でお願いいたします。

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