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【2025/10/15市況】金融株とAI関連が市場を牽引!米中リスクの中でも注目したい高配当株ポートフォリオ戦略

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【2025年10月15日】米国株式市場:好決算とAI熱狂、米中摩擦を乗り越え市場を押し上げる

【2025年10月15日】米国株式市場:好決算とAI熱狂、米中摩擦を乗り越え市場を押し上げる

「強気」と「弱気」が綱引きする相場、私たちの配当ポートフォリオへの影響は?

昨日の米国市場、一言でいえば「嵐の前の静けさ」ならぬ「嵐の中の綱引き」でした。大手金融機関の絶好調な決算や、とどまることを知らないAI(人工知能)への期待感が株価をグイッと押し上げる一方で、アメリカと中国のギスギスした関係が「本当に大丈夫?」と市場に冷や水を浴びせる…そんな一日でしたね。

結果として、ハイテク株や金融株が多く含まれるナスダック総合指数とS&P500指数は上昇。一方で、昔ながらの大企業が集まるダウ工業株30種平均は少しだけ値を下げました。市場全体が同じ方向を向いているわけではなく、物色される銘柄がハッキリ分かれた格好です。

この記事では、高配当株投資家の視点から、昨日の市場の動きを分かりやすく紐解いていきます。一体何が起こり、私たちのポートフォリオにどんな影響があるのでしょうか?

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主要指数の動き(2025年10月15日)

指数・指標 終値 前日比 騰落率 (%)
ダウ工業株30種平均 (DJI) 46,253.31 -17.15 -0.04%
S&P 500 (SPX) 6,671.06 +26.75 +0.40%
ナスダック総合指数 (CCMP) 22,670.08 +148.38 +0.66%
VIX指数 19.03 -2.63 -12.14%

【用語解説】VIX指数とは?

「恐怖指数」とも呼ばれ、市場参加者が今後30日間でどれくらいの株価変動を予想しているかを示す指標です。数値が高いほど、市場が不安定になることへの警戒感が強いことを意味します。20を上回ると警戒領域とされています。

市場を動かした「追い風」と「向かい風」

追い風①:金融セクターの絶好調な決算

市場の大きな支えとなったのが、モルガン・スタンレーやバンク・オブ・アメリカといった大手金融機関の決算です。市場の予想を大きく上回る素晴らしい内容で、「アメリカ経済はまだまだ元気だぞ!」という力強いメッセージを送りました。これが金融株全体を押し上げ、市場の安心材料となりました。

追い風②:終わらないAIブームとFRBのハト派姿勢

AI関連、特に半導体セクターへの期待感は依然として強力です。AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)がOpenAIとの大型提携を背景に急騰するなど、AIが市場の主役であることを改めて示しました。さらに、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに前向きな姿勢を見せていることも、株式市場にとっては大きな追い風です。「もし経済が危なくなっても、FRBが金融緩和で助けてくれる」という期待感(通称:FRBプット)が、投資家の強気を支えています。

向かい風:再燃する米中貿易摩擦

一方で、市場の重しとなったのが米中関係の悪化です。アメリカが中国のレアアース輸出規制をめぐって関税停止を提案したり、中国産製品の輸入停止を検討したりといったニュースが流れ、投資家心理を冷やしました。このような地政学リスクは、市場の先行きを不透明にし、株価の上昇を抑える要因となります。

注目の個別銘柄をチェック!

昨日の市場を象徴するいくつかの銘柄を見ていきましょう。特に高配当投資家として気になる金融株から、市場のテーマを牽引するハイテク株まで、その背景を解説します。

【データの注記】

以下の表に含まれる自己資本比率、ROE、配当利回り、株主還元政策は、執筆時点(2025年10月16日以前)の最新の実際のデータを記載しています。騰落率はシナリオに基づいています。

企業名 (コード) 自己資本比率 ROE 配当利回り 騰落率(10/15) 株主還元政策
モルガン・スタンレー (MS) 11.1% 9.8% 3.5% +4.7% 増配傾向、自社株買い
世界有数の金融機関。投資銀行業務や富裕層向けウェルスマネジメントが強み。昨日は市場予想を大幅に上回る決算を発表し、株価が急騰。安定した増配と自社株買いで株主還元に積極的です。
バンク・オブ・アメリカ (BAC) 10.8% 8.5% 2.5% +4.4% 増配傾向、自社株買い
米国最大の商業銀行の一つで、個人・法人向けに幅広い金融サービスを提供。金利上昇の恩恵を受け、こちらも好決算を発表。米国経済の健全性を示すバロメーターと見なされています。
エヌビディア (NVDA) 61.5% 77.3% 0.03% -0.1% 配当は象徴的、成長投資優先
AI向け半導体の絶対的王者。アナリストの強気な評価が出ましたが、株価はほぼ横ばい。既に高い期待が織り込まれている証拠かもしれません。配当利回りは非常に低いグロース株の代表格です。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) 49.7% 3.8% なし +9.4% 無配、成長投資優先
エヌビディアを追う半導体メーカー。OpenAIとの提携でAI市場での存在感を高めており、期待感から株価が急騰。現在は無配で、利益は事業成長に再投資する方針です。

【用語解説】自己資本比率とROE

  • 自己資本比率: 会社の総資産のうち、返済不要の自己資本がどれくらいの割合を占めるかを示す指標。数値が高いほど財務の健全性が高いとされます。
  • ROE (自己資本利益率): 自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を生み出したかを示す指標。数値が高いほど収益性が高いとされます。日本の大企業では8%以上が目安とされています。

まとめと今後の見通し

昨日の市場は、「企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)の強さが、地政学リスクをなんとか上回っている」という状況を明確に示しました。特に金融株の好決算は、高配当株投資家にとって心強いニュースでしたね。

今後のポイントは以下の3つです。

  • 決算シーズン本格化: 他の企業の決算も良い内容が続くか?
  • 米中関係の行方: 対立がエスカレートしないか、対話の道を探れるか?
  • FRBの金融政策: 市場の利下げ期待に応える発言が続くか?

長期的には、AIという巨大なトレンドが市場を牽引していくことは間違いなさそうです。私たち高配当株投資家としては、AIブームの恩恵を受ける電力会社などのインフラ株や、好調な経済を背景に安定した配当を出す金融株などに引き続き注目していくのが良さそうですね。

この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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