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2025年10月第2週_【高配当株】一時的な熱狂に踊るな!ジェットコースター相場で見えた「本物の安定株」の条件

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「政治が株価を動かす」― その言葉を、これほど実感した一週間はなかったかもしれません。2025年10月6日から10日の日本株市場は、まさに政治という名のエンジンで動くジェットコースターでした。週明けには期待感から歴史的な急騰を見せたかと思えば、週末にはその期待がはかなく消え去り、一転して急落。こんな荒波の中、私たち高配当株投資家は、どのような航路をとればよかったのでしょうか?この記事では、この激動の一週間を振り返りながら、嵐の中でも沈まない「本当に強い高配当株」の条件を探っていきます。単なる利回りの高さだけではない、安定した資産形成のヒントがここに隠されています。

【2025年10月12日】政局に揺れた一週間!嵐の相場で輝いた「本物の高配当株」とは?

【2025年10月12日】政局に揺れた一週間!嵐の相場で輝いた「本物の高配当株」とは?

政治の嵐が吹き荒れる中、高配当投資家が学ぶべき教訓

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はじめに:まるでジェットコースター!政治が市場を揺るがした一週間

「政治が株価を動かす」― その言葉を、これほど実感した一週間はなかったかもしれません。2025年10月6日から10日の日本株市場は、まさに政治という名のエンジンで動くジェットコースターでした。週明けには期待感から歴史的な急騰を見せたかと思えば、週末にはその期待がはかなく消え去り、一転して急落。こんな荒波の中、私たち高配当株投資家は、どのような航路をとればよかったのでしょうか?

この記事では、この激動の一週間を振り返りながら、嵐の中でも沈まない「本当に強い高配当株」の条件を探っていきます。単なる利回りの高さだけではない、安定した資産形成のヒントがここに隠されています。

熱狂と崩壊の5日間:「高市トレード」の顛末

今週の市場を一言で表すなら「政局相場」です。自民党新総裁に高市氏が就任したことをきっかけに、大規模な財政出動や金融緩和への期待が高まり、市場は一気にヒートアップ。この動きは「高市トレード」と呼ばれました。

  • 月曜(10/6):期待感で歴史的急騰!
    週明け、市場は「高市トレード」への期待感から、日経平均株価が2,000円以上も上昇する歴史的な幕開けとなりました。輸出関連株を中心に、ほぼ全ての銘柄が上昇する「お祭り相場」でした。
  • 火・水曜(10/7-8):熱狂から選別へ
    しかし、熱狂は長く続きません。投資家は冷静さを取り戻し、「本当に恩恵を受けるのはどの企業か?」という選別の動きを強めました。また、急激な円安が「悪い円安(輸入物価の上昇を招き、景気に悪影響を与えること)」につながるのでは、という懸念も浮上し始めます。
  • 木曜(10/9):AIが市場を歪ませた日
    この日は少し特殊な動きでした。ソフトバンクグループが発表したAI関連のニュースが市場を席巻。同社一銘柄だけで日経平均を約500円も押し上げるという、指数の歪みが現れた一日でした。
  • 金曜(10/10):期待が剥落し全面安
    そして金曜日、連立政権の協議が難航しているとのニュースが流れ、市場の期待は完全に崩壊しました。「高市トレード」で買われたポジションが一斉に売られ、週の上げ幅の多くを失う全面安の展開に。まさに天国から地獄へと突き落とされたような結末でした。
主要指数の週間パフォーマンス

日経平均とTOPIXの動きには大きな差が見られました。

指数名 10/3 終値 10/10 終値 週間騰落率 (%)
日経平均株価 45,769.50 48,088.80 +5.07%
TOPIX 3,129.17 3,197.59 +2.19%

【ワンポイント解説】日経平均とTOPIXの違い
日経平均株価は、日本を代表する225社の株価を基にした指数で、値がさ株(株価の高い銘柄)の影響を受けやすい特徴があります。一方、TOPIX(東証株価指数)は、東証プライム市場の全銘柄を対象としており、より市場全体の動きを反映します。今週のように、特定の大型株が指数を大きく動かした場合、両者の動きに差が出ることがあります。

嵐の中で光った!注目高配当株レポート

このような乱高下する相場では、個別企業の「真の強さ」が試されます。ここでは、今回の相場で特徴的な動きを見せた高配当株をピックアップし、その背景と株主還元策を深掘りしてみましょう。

注目高配当株一覧

各社の株主還元方針に注目です。

企業名
(証券コード)
企業概要 自己資本比率 ROE 配当利回り 週間騰落率 株主還元方針
大型株
トヨタ自動車
(7203)
世界首位の自動車メーカー。円安メリットの代表格。 38.6%11.5%2.59% -1.66%配当性向30%前後
住友商事
(8053)
大手総合商社。資源からメディアまで多角的に事業展開。 40.0%16.2%3.13% +0.84%累進配当、総還元性向40%以上
ブリヂストン
(5108)
タイヤ世界大手。グローバルな景気敏感株。 65.2%10.8%3.37% (プラス圏)配当性向50%目安
積水ハウス
(1928)
住宅業界のリーディングカンパニー。ディフェンシブ銘柄。 40.8%10.5%4.34% -2.17%配当性向40%以上, DOE 3%以上
住友林業
(1911)
木材建材事業や住宅事業が柱。海外展開も積極的。 40.8%13.9%2.83% -2.97%安定配当(下限設定あり)
ゆうちょ銀行
(7182)
国内最大の預金額を持つ銀行。金融緩和観測が重石に。 3.8%4.4%3.77% (マイナス圏)配当性向50%程度, 優待あり
中小型株
安川電機
(6506)
産業用ロボット大手。好決算と市場の追い風で週間勝者に。 58.4%11.2%1.66% +28.54%配当性向30%+α
インフロニア・HD
(5076)
インフラ運営・建設大手。財政出動期待で注目。 35.8%9.0%4.59% +1.89%配当性向40%以上, 下限配当60円
AREホールディングス
(5857)
貴金属リサイクル大手。金価格高騰が追い風に。 25.8%11.3%3.60% +2.80%配当性向40%目安
メイテックGHD
(9744)
技術者派遣の最大手。金曜日の下げ局面に強さを発揮。 52.1%19.5%5.56% (小幅マイナス)DOE 5%以上
THK
(6481)
直動案内機器で世界首位。ロボット関連として物色対象に。 64.1%5.3%4.19% (プラス圏)DOE 8%
わらべや日洋HD
(2918)
セブンイレブン向け中食大手。好決算で株価急騰。 46.9%4.9%3.63% +15.26%配当性向40%めど
小型株
西川ゴム工業
(5161)
自動車用シール部品大手。市場総崩れの金曜に逆行高。 63.5%4.8%6.55% +2.38%DOE 8%, 優待あり
ITメディア
(2148)
IT系ニュースサイト運営。鉄壁の財務と高還元方針が魅力。 85.3%18.1%6.06% -1.78%配当性向70%以上
三菱製鋼
(5632)
特殊鋼大手。出遅れ防衛関連として注目される場面も。 30.8%5.6%4.16% (大幅プラス)80円/株下限, 総還元性向50%以上目標
ディーエムエス
(9782)
ダイレクトメール事業が主力。事業持続性への懸念も。 81.1%5.0%7.77% (大幅マイナス)DOE 8%

【ワンポイント解説】重要な株主還元指標
累進配当:一度決めた1株あたりの配当金を「減らさない(減配しない)」、または「増やす(増配する)」ことを約束する方針。株主にとって非常に心強い約束です。
DOE (自己資本配当率):「株主の資産(自己資本)」に対して、企業がどれだけの配当を支払うかを示す指標。「DOE 5%」は、自己資本の5%を配当に回すという意味で、業績が一時的に悪化しても配当が維持されやすい、強力な株価の下支えとなります。
配当性向:企業が稼いだ利益(当期純利益)のうち、何パーセントを配当に回したかを示す指標。景気によって利益が変動すると、配当額も変動しやすい特徴があります。

まとめ:高配当投資家が心に刻むべき3つの教訓

この荒波の一週間は、私たちに多くの貴重な教訓を教えてくれました。今後の高配当株投資に活かすべきポイントを3つにまとめます。

  1. 政治主導の「お祭り相場」とは距離を置く。
    政治的な期待で盛り上がる相場は、熱しやすく冷めやすいものです。熱狂に惑わされず、冷静に企業のファンダメンタルズを見つめ直すことが重要です。
  2. 「利回り」より「還元方針」を重視する。
    市場がパニックに陥った金曜日、強さを見せたのはメイテックや西川ゴム工業のように「DOE」という明確な株主還元の「約束」を持つ企業でした。単に配当利回りが高いだけでなく、その配当が将来にわたって維持される「確実性」こそが、守りの要となります。
  3. 市場全体の「本当の体温」を知る。
    日経平均株価の動きだけに一喜一憂せず、市場全体の銘柄が上がっているのか下がっているのか(市場のブレッドス)や、TOPIXの動きを参考にしましょう。それが市場の「本当の体温」を測る羅針盤となります。

来週以降も、政権の枠組みが固まるまでは不安定な相場が続く可能性があります。こんな時こそ、目先の株価変動に振り回されず、ご自身の投資方針を再確認し、優れた株主還元方針を持つ優良企業への投資をじっくり検討する良い機会ではないでしょうか。

この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

この荒波の一週間は、私たちに多くの貴重な教訓を教えてくれました。今後の高配当株投資に活かすべきは、「①政治主導のお祭り相場とは距離を置く冷静さ」「②利回りよりも『DOE』のような還元方針の確実性を重視する視点」「③日経平均だけでなくTOPIXも見て市場全体の『本当の体温』を知ること」の3つです。来週以降も不安定な相場が続くかもしれませんが、こんな時こそ目先の株価に振り回されず、ご自身の投資方針を再確認し、優れた株主還元方針を持つ優良企業への投資をじっくり検討する良い機会ではないでしょうか。


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