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2025年9月26日の日本株市場は、ニュースの見出しだけ見ると「日経平均が399円も下がってしまった…」と、少し不安になってしまうような一日でしたね。
でも、安心してください。実はその裏側で、市場全体の実力を示すTOPIX(東証株価指数)はプラスで引け、なんと史上最高値を更新していたんです!
「え、どういうこと?」と思いますよね。
これは、これまで相場を引っ張ってきた半導体関連のような「グロース株」から、私たちになじみ深い銀行や商社、インフラといった「バリュー株」、特に配当利回りの高い銘柄へと、投資家の資金が大きく動いたことを意味しています。
まさに、銘柄選びの腕前が試される「二極化相場」の到来です。
この記事では、
- なぜ日経平均だけが大きく下がったのか?
- 今日の相場の本当の主役はどのセクターだったのか?
- 厳しい相場でもキラリと光った、注目の高配当株はどれか?
といった点を、投資初心者の方にも分かりやすく、一緒に深掘りしていきたいと思います。今日の相場の「本当の姿」を知れば、明日からの投資戦略にきっと役立つはずですよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
【2025年9月26日】 日本株市場レポート
高配当株投資家のための市場深掘り解説
市場概況
2025年9月26日の日本株式市場は、日経平均株価が半導体関連株主導で下落する一方、TOPIXは銀行・保険などのバリュー株に支えられて小幅ながら最高値を更新する「二極化相場」となりました。前日の米ハイテク株安の流れと、国内の9月中間配当権利付き最終日という需給要因が交錯し、相場の方向性を二分する結果となりました。
日経平均株価
45,354.99円
-399.94円 (-0.87%)
TOPIX
3,187.02
+1.67 (+0.05%)
プライム市場騰落数
東証プライム 騰落レシオ(25日)
115.49 %
やや過熱気味
☆ 120%以上……過熱に警戒
100% ……中立
★ 70%以下 ……底値ゾーン
日経平均株価 寄与度ランキング
日経平均を押し下げたのは、アドバンテストや東京エレクトロンといった半導体関連の大型株でした。一方で、リクルートやファーストリテイリングなどの値がさ株が相場を下支えしました。
セクター動向
東証33業種別 騰落率 (上位・下位5業種)
業種別に見ると、国内金利の上昇期待から銀行業や保険業が大きく買われました。一方で、米市場の流れを受けて電気機器や精密機器が売られ、明暗がはっきりと分かれました。
不動産業 (+1.99%): 金利上昇環境でも、デフレ脱却による資産価値向上期待や旺盛な需要を背景に買われました。
食料品 (+1.53%): ディフェンシブ銘柄として物色されたほか、価格転嫁による収益改善期待も支えとなりました。
保険業 (+1.42%): 金利上昇による運用環境の改善期待から、引き続き買いが優勢となりました。
高配当株スポットライト
本日の市場で特徴的な動きを見せた高配当株をピックアップ。銘柄名をクリックすると、楽天証券の株価情報ページに移動します。
(注:データは2025年9月26日時点、または直近の決算発表時点のものを基に作成。)
特別注意銘柄
レーザーテック (6920)
終値 19,730円(-8.36%)
【急落の背景】 半導体セクターのリーダー銘柄として、この日のネガティブな地合いを象徴する存在となりました。同銘柄は信用買い残が多く積み上がっており、外部環境の悪化をきっかけに、これらのポジションからの投げ売りが加速し、下げ幅を拡大させるという需給面での脆弱性を露呈しました。
【高配当株投資家への示唆】 レーザーテック自体は高配当株ではありませんが、このような市場のリーダー株の急落は、市場全体のセンチメントを悪化させ、他の銘柄にも影響を及ぼす可能性があります。ポートフォリオのリスク管理の観点から、市場全体の需給動向を把握する上で注目すべき動きと言えます。
各種ランキング
コード | 銘柄名 | 現在値 | 前日比(%) | 利回り(%) |
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今日の相場から、私たち高配当株投資家が得られる「教訓」をまとめると、以下の2点に集約されると思います。
- 「指数」に惑わされず、「市場の中身」を見ることの重要性 日経平均という一つの指標だけを見ていると、市場全体の健全な動きを見逃してしまいます。値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回っていたように、多くの個別株にとっては決して悪い一日ではありませんでした。「木を見て森も見る」視点を常に持っておきたいですね。
- 「株主還元」への強い意志が、株価の支えになる 相場全体が不安定な中でも、業績の上方修正と「増配」を発表した企業や、「累進配当」を掲げる企業は力強く買われました。企業の利益がしっかりと私たち株主に還元されるという安心感が、不透明な相場環境でこそ輝きを増すことを改めて実感させられました。
さて、来週は10月相場入りとなり、いよいよ第2四半期の決算発表シーズンが視野に入ってきます。今晩発表されるアメリカのPCE物価指数(個人消費支出の物価指数)の結果次第では、週末の間に世界の金融市場の雰囲気が変わる可能性もあります。
しかし、どんな相場環境になっても、私たちのやることは変わりません。**優れたビジネスを行い、株主への還元を大切にする企業を、適切な価格でコツコツと買い増していくこと。**これに尽きるのではないでしょうか。
今日のレポートが、皆さんの銘柄分析やポートフォリオ見直しのヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。
この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。
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