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【2025年8月6日】相場の主役は誰だ!好決算で輝く「不動産・建設」と注目の高配当株を深掘り

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moomoo証券【WEB】

ご覧いただきありがとうございます。

本日の株式市場は、日経平均株価こそ小幅な上昇にとどまりましたが、TOPIX(東証株価指数)は力強く上昇しました。この差は、今の市場が「銘柄選びの腕前が試される相場」であることを物語っています。

一体、どのような銘柄に資金が集まったのでしょうか?一緒に見ていきましょう!

今日の相場の「体温」をチェック!

国内主要指数の動き(2025年8月6日時点)

国内主要指数の動き(2025年8月6日時点)

指数名 終値 前日比
日経平均株価 40,794.86円 📈 +245.32円 (+0.60%)
TOPIX (東証株価指数) 2,966.57ポイント 📈 +30.03ポイント (+1.02%)

注目すべきは、TOPIXが日経平均を大きく上回るパフォーマンスを見せた点です。

これは、日経平均に影響の大きい一部のハイテク株(東京エレクトロンなど)がアメリカの半導体市場の不調を受けて値を下げた一方で、好決算を発表した国内向けのビジネス(内需)を行う幅広い銘柄が買われたことを意味します。

つまり、「世界経済の動向に敏感な銘柄」から「国内でしっかり稼ぐ力のある銘柄」へとお金の流れがシフトした、非常に興味深い一日だったと言えますね。

セクター動向:主役は「不動産・建設」、脇役に回った「サービス業」

東証の33業種のうち32業種が上昇するという、ほぼ全面高の強い地合いでした。

🚀 上昇セクターのヒーローたち

  • 不動産業 (+5.0%超): **三井不動産(8801)**が市場予想をはるかに上回る驚異的な決算を発表!これが起爆剤となり、セクター全体が大きく上昇しました。
  • 建設業 (+4.0%超): **鹿島建設(1812)**が利益率の改善を伴う好決算を発表し、株価は約35年ぶりの高値まで急騰。こちらも同業他社への買いを誘いました。

これらのセクターの強さは、国内の経済活動の力強さを象徴しているようです。

📉 唯一の下落セクター

  • サービス業: 33業種で唯一のマイナスとなりました。これは、アメリカのサービス業の景況感が悪化したというニュースや、リクルートホールディングスのような海外売上比率の高い大型株が売られたことが影響しています。

投資家が、世界経済の風向きに影響されやすいビジネスのリスクを意識し、より足元の業績が堅実な企業を選んでいる様子がうかがえます。


注目高配当株ディープダイブ!

それでは、今日の市場で特に注目を集めた高配当株を、企業の規模に分けて詳しく見ていきましょう!長期保有できるか?という視点で、株主への還元姿勢(配当の方針など)も重点的に解説します。

大型株(時価総額1兆円以上)

1. 三井不動産 (8801)

  • 8/6騰落率: +5.99%
  • どんな会社? 日本を代表する総合不動産デベロッパー。「ららぽーと」などの商業施設やオフィスビル、分譲マンションなどを手掛けています。
  • なぜ動いた? 第1四半期の営業利益が市場予想を450億円も上回る衝撃的な好決算を発表。国内のマンション販売や海外事業が絶好調で、業績の上振れ期待が一気に高まりました。
  • 高配当株として長期で持てる? 「極めて高い」と評価します。同社は「減配せず、維持または増配」を約束する累進配当を掲げており、今回の好業績がその信頼性をさらに高めました。高配当株ポートフォリオの中核を担える優良銘柄です。

2. 鹿島建設 (1812)

  • 8/6騰落率: +5.61%
  • どんな会社? スーパーゼネコン(大手総合建設会社)の一角。国内外で大規模なインフラや建築プロジェクトを手掛けています。
  • なぜ動いた? こちらも第1四半期の大幅な増益決算が好感されました。特に、工事の利益率が改善している点がプロの投資家から高く評価され、株価は約35年ぶりの高値を更新しました。
  • 高配当株として長期で持てる? **「高い」**と評価します。「配当性向40%」を目安としており、本業の収益力が改善していることから、今後の増配余力は大きいと考えられます。

3. 三菱重工業 (7011)

  • 8/6騰落率: +4.75%
  • どんな会社? 日本最大の総合重機メーカー。防衛、航空宇宙からエネルギー分野(原子力、水素など)まで、国の根幹を支える事業を展開しています。
  • なぜ動いた? 個別のニュースではなく、「防衛費の増額」や「エネルギー転換」といった時代の大きなテーマに乗る銘柄として、力強い資金流入が続いています。連日の上場来高値更新は、その期待の表れです。
  • 高配当株として長期で持てる? **「非常に高い」と評価します。株主還元の基準として「DOE 4%以上」「累進配当を目指す」**という、非常に力強く、株主に優しい方針を掲げています。安定した配当と事業の成長性の両方が期待できる、魅力的な銘柄です。
    • DOE (株主資本配当率) とは? 企業の純資産(株主のお金)に対して、どれくらいの配当を支払っているかを示す指標。利益の変動に左右されにくく、安定配当の目安として注目されています。

中型株(時価総額1000億円〜1兆円)

1. ティラド (7236)

  • 8/6騰落率: +15.93%
  • どんな会社? 自動車や建機の熱交換器(ラジエーターなど)を製造する独立系の大手メーカーです。
  • なぜ動いた? 高い配当利回りと健全な財務内容が、現在の「しっかりした会社を選びたい」という市場の雰囲気にマッチし、株価は大幅高となりました。
  • 高配当株として長期で持てる? **「高い」と評価します。「ROE 10%以上」**という明確な経営目標を掲げている点が心強いです。資本を効率的に使ってしっかり利益を出すという姿勢は、安定した配当の源泉となります。
    • ROE (自己資本利益率) とは? 企業の純資産(株主のお金)を使って、どれだけ上手に利益を生み出したかを示す指標。投資家が「この会社は稼ぐのが上手いか?」を判断する上で重要な数字です。

2. JVCケンウッド (6632)

  • 8/6騰落率: +8.87%
  • どんな会社? 「JVC」や「ケンウッド」ブランドで知られる音響・映像機器メーカー。現在は自動車関連機器や業務用無線システムが事業の柱です。
  • なぜ動いた? 株主還元の強化が注目され、大幅高となりました。明確な配当方針が株価を下支えしています。
  • 高配当株として長期で持てる? **「高い」と評価します。「総還元性向30〜40%」**という方針のもと、安定配当と自社株買いを組み合わせて株主に利益を還元する姿勢を明確にしています。今期の増配予定も魅力的です。

3. アルプス技研 (4641) 【引け後サプライズ】

  • 8/6騰落率: +1.20%
  • どんな会社? 大手メーカーなどに技術者を派遣するアウトソーシング企業です。
  • なぜ動いた? 本日の取引終了後に、市場予想を裏切るポジティブサプライズ決算を発表!減益予想から一転、増益で着地したため、明日の株価が大きく動く可能性があります。
  • 高配当株として長期で持てる? **「高い」**と評価します。安定配当を基本方針としており、今回の業績上振れは将来の増配への期待を高めます。財務も健全で、長期保有に向いています。

小型株(時価総額1000億円未満)

1. 矢作建設工業 (1870)

  • 8/6騰落率: +9.60%
  • どんな会社? 名古屋を地盤とする中堅の建設会社。建設事業のほか、不動産事業も手掛けています。
  • なぜ動いた? 好決算もさることながら、株主還元方針を**「DOE 5%以上 かつ 累進配当」**へと大幅に強化したことが最大の材料!これは長期投資家にとって非常に嬉しいニュースで、株価はストップ高に迫る勢いで急騰しました。
  • 高配当株として長期で持てる? **「極めて高い」**と評価します。DOEと累進配当という「Wコミットメント」は、株主への還元姿勢をこれ以上なく明確に示すもので、長期保有の安心感は抜群です。

2. 日本ヒューム (5262)

  • 8/6騰落率: +13.06%
  • どんな会社? 下水道に使われるコンクリート製品(ヒューム管)の最大手です。
  • なぜ動いた? 決算発表はこれからですが、それを前に期待感から株価が爆発的に上昇!総還元性向50%以上という高い株主還元方針や、人気の株主優待制度も評価されているようです。
  • 高配当株として長期で持てる? **「非常に高い」**と評価します。高い配当、明確な還元目標、そして個人投資家に嬉しい株主優待という「三位一体」の魅力を持つ、長期保有向きの銘柄です。

3. 日比谷総合設備 (1982)

  • 8/6騰落率: +1.31%
  • どんな会社? 空調設備工事が主力の会社。特にデータセンター関連の工事に強みを持っています。
  • なぜ動いた? 成長分野であるデータセンター関連の工事が絶好調で、第1四半期の最終利益が前年比63.8%増という素晴らしい決算を発表。株価は上場来高値を更新しました。
  • 高配当株として長期で持てる? **「高い」**と評価します。安定配当を続けており、今回の好業績は将来の増配余力を大きく高めます。財務も健全で、安心して見ていられる銘柄の一つです。

特殊要因・注意したい銘柄

  • 養命酒製造 (2540) 【M&Aの動き】
    • 8/6騰落率: +21.37% (ストップ高) 「株式の非公開化(M&Aの一種)を検討中」との報道を受けてストップ高に。これは業績ではなく特殊なイベントによる動きです。非上場化すれば配当株としての魅力はなくなるため、長期的な配当目的の投資対象からは外れ、短期的な投機の対象へと変化しました。
  • ニチレイ (2871) 【下落銘柄】
    • 8/6騰落率: -8.98% 「本格炒め炒飯」で有名な冷凍食品大手。第1四半期決算が市場の期待に届かず、大幅下落しました。原材料コストの上昇を価格に転嫁しきれていない点が懸念されています。今後の収益性の改善を見極める必要があるため、高配当株としての魅力はありますが、投資判断は慎重に行いたいところです。

今日取り上げた銘柄のポイントを一覧表にまとめました。ROEや配当利回り、そして何より企業がどんな株主還元を約束しているか、企業の安定性を示す自己資本比率に注目してみてくださいね。

本日の注目銘柄データ一覧

本日の注目銘柄データ一覧

区分 企業名 証券コード 自己資本比率(%) ROE(%) 配当利回り(%) 株主還元方針のポイント
大型株 三井不動産 8801 31.9% 7.95% 2.21% 🟢 累進配当、総還元性向50%超
大型株 鹿島建設 1812 36.4% 10.19% 2.71% 配当性向40%目安
大型株 三菱重工業 7011 35.2% 10.69% 0.59% 🟢 DOE 4%以上、累進配当、優待あり
中型株 ティラド 7236 49.9% 9.08% 4.78% ROE目標10%
中型株 JVCケンウッド 6632 39.9% 16.90% 1.52% 総還元性向30-40%、増配姿勢
中型株 アルプス技研 4641 66.6% 12.40% 3.23% 安定配当、配当性向50%目安
小型株 矢作建設工業 1870 45.4% 8.34% 4.39% 🟢 DOE 5%以上、累進配当
小型株 日本ヒューム 5262 74.4% 7.27% 1.34% 総還元性向50%超、優待あり
小型株 日比谷総合設備 1982 70.6% 10.50% 2.51% 安定配当、増配姿勢
小型株 養命酒製造 2540 86.1% 1.46% 1.37% ⚠️ 非公開化検討中のため注意
小型株 ニチレイ 2871 51.1% 8.10% 2.83% 安定配当(業績動向に注意)

注: 配当利回りは8月6日終値基準。ROE、自己資本比率等は直近決算等を参考に記載。


まとめ:今日の相場から学ぶことと今後の戦略

今日の市場から私たちが学べる教訓は、**「投資家は『本物の実力』と『株主への誠実さ』を見ている」**ということです。

好決算はもちろんのこと、矢作建設工業や三菱重工業のように、DOEや累進配当といった具体的で力強い株主還元策を示す企業が、市場から大きな信頼と資金を得ています。

これから投資を考えるなら、

  1. 決算の中身をチェックする: 売上だけでなく、きちんと利益が出ているか、利益率は改善しているかを見てみましょう。
  2. 企業の「株主還元方針」を調べる: 「累進配当」や「DOE」を掲げている企業は、長期的なお付き合いを考える上で心強いパートナーになるかもしれません。
  3. 資金の流れを意識する: 今どんなセクターにお金が集まっているのかを知ることは、良い波に乗るためのヒントになります。

今回の記事が、皆さんのポートフォリオの見直しや、次の銘柄探しのヒントになれば嬉しいです。今後の決算シーズンに役立ててくださいね!


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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