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日経平均は反落。でも、こんな日こそ高配当株のチャンス?市場のウラ側と注目銘柄を徹底解説!【2025年7月10日】

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「日経平均株価が下がった…」というニュースだけを見ると、なんだか不安になってしまいますよね。でも、ちょっと待ってください。2025年7月10日の株式市場は、ただ下がっただけではない、非常に興味深い一日でした。

アメリカでは半導体の王様「エヌビディア」が絶好調で、日本の関連株をぐいっと押し上げた一方で、国内では「ある特殊な売り」が出て市場全体の足を引っ張る…という、まさに綱引き状態。

この記事では、そんな二つの顔を持つ市場で何が起こっていたのかを、初心者の方にも分かりやすく、専門用語も噛み砕きながら解説します。そして、私たち高配当株投資家にとって、このような状況がなぜチャンスになり得るのか、注目の個別銘柄の動きとあわせて深掘りしていきましょう!


【本論1】今日のマーケット、どうだった?全体像をサクッと確認

まずは、7月10日の市場全体の成績表を見てみましょう。

指数終値前日からの変化
日経平均株価39,646.36円-174.92円 (-0.44%)
TOPIX2,812.34 pt-15.82 pt (-0.56%)

日経平均株価は3営業日ぶりに下落しました。TOPIX(東証株価指数)という、より幅広い銘柄の動きを示す指数のほうが下落率が大きかったことから、一部の大型株だけでなく、多くの企業が売られた一日だったことが分かります。東証プライム市場では、値下がりした銘柄数が値上がりした銘柄数の約2倍と、市場全体のムードがあまり良くなかったことがうかがえますね。

【本論2】なぜ綱引き状態に?市場を動かした「プラス要因」と「マイナス要因」

では、なぜこのような動きになったのでしょうか?原因は、海外からの追い風と、国内の向かい風がぶつかり合ったことにあります。

向かい風①:ETFの「機械的な売り」って何?

この日の最大の売り圧力は、ETF(上場投資信託)の分配金に関連するものでした。

  • ETFとは? 日経平均株価などの指数に連動するように作られた、「株の詰め合わせパック」のような金融商品です。個別株を選ぶ手間なく分散投資できるのが魅力です。

7月は多くのETFが決算を迎え、利益の一部を投資家に「分配金」として支払う時期。そのお金を準備するために、運用会社は持っている株を大量に売る必要があります。これは、企業の業績とは関係なく、機械的に行われる巨大な売り圧力のため、市場全体の重荷になってしまった、というわけです。

高配当株投資家へのヒント この「ETF売り」は、あくまで一時的な需給のアンバランスです。企業の価値(これをファンダメンタルズと言います)は変わらないのに、株価だけが下がることも。つまり、良い企業を安く買う絶好のチャンスが転がっている可能性があるのです!

向かい風②:円高と、アメリカの「あの人」の発言

さらに、二つの逆風が吹きました。

  1. 円高の進行:1ドル=145円台まで円高が進みました。円高になると、トヨタのような輸出企業の海外での儲けが円に換算すると減ってしまいます。これが株価の重しとなりました。
  2. トランプ前大統領の関税発言:特に医薬品に対して最大200%という非常に高い関税をかける可能性が報じられ、医薬品セクター全体が大きく売られる原因となりました。

追い風:アメリカのハイテク株は絶好調!

一方で、力強い追い風もありました。前日のアメリカ市場で、AIブームを引っ張る半導体大手エヌビディアの時価総額が、なんと4兆ドル(日本円で約600兆円!)を突破。このお祭りムードが日本の半導体関連株にも波及し、相場を支える大きな力となったのです。

【本論3】明暗くっきり!上がった業種、下がった業種

この綱引きの結果、業種によってパフォーマンスがはっきりと分かれました。

  • 上がった主な業種
    • 精密機器:エヌビディア効果で、半導体関連の企業が買われました。
    • 証券会社:市場が大きく動くと取引が増え、手数料収入が期待されるため買われました。
  • 下がった主な業種
    • 医薬品:トランプ氏の関税発言が直撃しました。
    • 電気機器、ゴム製品:円高が不利に働く輸出関連セクターです。
    • 食料品、小売業:ETF売りやリスク回避のムードから、内需関連も売られました。

このように、市場はそれぞれの「材料」にとても素直に反応した一日でした。


【本論4】本日の主役!注目の高配当株はどう動いた?

さて、ここからが本題です。不安定な相場の中で、注目の高配当株はどのような動きを見せたのでしょうか?いくつかの銘柄をピックアップして見ていきましょう。

(※自己資本比率40%以上など、財務の健全性も考慮して選定しています)

注目高配当株サマリー(2025年7月10日)

注目高配当株サマリー(2025年7月10日)

企業名 証券コード 時価総額(億円) 配当利回り(%) 自己資本比率(%) 10日の株価(前日比)
三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 238,035 3.55% 18.0% 1,972.5円 (-0.88%)
日本たばこ産業(JT) 2914 83,800 4.63% 52.8% 4,190円 (-0.12%)
THK 6481 4,991 6.40% 67.6% 3,844円 (-0.62%)
伊藤ハム米久ホールディングス 2296 2,859 6.43% 61.1% 4,975円 (-0.40%)
UTグループ 2146 992 6.53% 44.1% 2,491円 (-2.85%)
日本軽金属ホールディングス 5703 1,022 4.85% 42.8% 1,650円 (+0.86%)

(注) 三菱UFJフィナンシャル・グループの自己資本比率は、銀行特有の会計基準のため他の事業会社と比べて低い数値となります。

個別株 深掘り解説

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306) 日本最大のメガバンク。市場全体のムードが悪かったため株価は軟調でしたが、今後の金利上昇への期待は根強く、3.5%を超える配当利回りは魅力的です。
  • 日本たばこ産業(JT) (2914) 高配当・ディフェンシブ銘柄(景気に左右されにくい銘柄)の代表格。この日は、環境や社会に配慮した企業が選ばれる「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」に初めて選ばれたという嬉しいニュースも。不安定な時こそ、JTのような安定感のある企業の魅力が増しますね。
  • THK (6481) 工場の機械などに使われる「LMガイド」という部品で世界トップシェアの会社。景気の波を受けやすいシクリカル(景気敏感)銘柄ですが、6.4%という非常に高い配当利回りが特徴です。
  • 日本軽金属ホールディングス (5703) アルミニウムの総合メーカー。市場全体が軟調な中、年初来の高値を更新する強さを見せました。好調な業績への期待が、ETF売りなどのマイナス要因を跳ね返した好例です。PBR(株価純資産倍率:会社の純資産に対して株価が割安かを示す指標)が0.44倍と低く、割安感がある点も注目です。

【まとめ】今日の市場から学ぶ、高配当株投資のヒント

7月10日の市場は、指数だけ見ていると分からない「二極化」が進んだ一日でした。

高配当株投資家として、この日の動きから学べることはたくさんあります。

  1. 「なぜ」を考えよう:株価が下がった時、「市場全体が悪いから」で終わらせず、「ETF売りが原因か?」「円高の影響か?」のように理由を探ることで、絶好の買い場を見つけられるかもしれません。
  2. 質の高い企業に注目:JTのように、逆風の中でも評価される材料があったり、財務が安定していたりする企業は、やはり頼りになります。
  3. 需給による下落はチャンス:企業の価値とは関係ない理由で株価が下がっている銘柄は、まさに「バーゲンセール」の可能性があります。冷静に見極める力が大切ですね。

今回の分析、いかがでしたか?皆さんの投資戦略のヒントになれば嬉しいです。

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この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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