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【2025年7月9日】円安だけじゃない!今日の市場から学ぶ「高配当株」選びのヒント

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導入:今日の株式市場、結局どうだったの?

皆さん、こんにちは! 2025年7月9日の株式市場、日経平均株価はプラスで終わりましたが、「なんだかスッキリ上がった感じがしないな…」と感じた方もいるかもしれませんね。

実は、今日の市場はまさにそんな雰囲気でした。追い風(円安)が吹いているのに、何か見えない壁(4万円の壁)に阻まれるような、もどかしい展開。

しかし、こういう日こそ、私たち高配当株投資家にとってはチャンスの宝庫です。市場全体のムードに隠された「本当に強い株」「注目すべき流れ」が見えてくるからです。

この記事では、今日の市場の動きを分かりやすく紐解きながら、あなたのポートフォリオのヒントになるような高配当株の探し方について、一緒に見ていきたいと思います!

本論1:市場全体の空気感:「円安」と「4万円の壁」の綱引き

今日の東京株式市場を一言で表すなら、「円安を追い風にしたい買い方 vs 4万円の壁を警戒する売り方の綱引き」でした。

  • 日経平均株価: 39,821円28銭(+132円47銭)
  • TOPIX(東証株価指数): 2,828.16(+11.62ポイント)

朝方は、1ドル=146円台という円安(※)を好感して、株価は一時300円近く上昇しました。しかし、日経平均が心理的な節目である「4万円」に近づくと、「そろそろ利益を確定しておこう」という売り注文が増え、失速してしまいました。

(※円安とは?:海外でモノを売って代金をドルで受け取る企業(トヨタなど)にとって、円に換金した時の手取りが増えるため、業績アップにつながりやすいのです。)

結局、午後に改めて円安のメリットが意識され、自動車関連株などを中心に買われてプラスで終えましたが、一本調子には上がれない、方向感の定まらない一日だったと言えるでしょう。

このような市場環境は、単純な追い風だけに乗るのではなく、一社一社の強み(材料)を見極める「銘柄選別」がより重要になることを教えてくれています。

本論2:今日の主役と脇役は?セクター別の動き

市場全体では買いが優勢でしたが、業界ごと(セクター別)に見ると、パフォーマンスにはくっきりとした差が出ました。

🟩 好調だったセクター

  • 石油・石炭製品: 原油価格が上昇したことを受けて、在庫の価値が上がったり、利益が増えたりするのでは?という期待から買われました。
  • 輸送用機器(自動車など): やはり円安が大きな追い風です。海外での儲けが増える期待から、株価は堅調でした。
  • 銀行業: 近々発表されるアメリカの金融政策会議(FOMC※)の議事要旨で、金利が上がるような話が出れば、銀行の利ザヤ(貸出金利と預金金利の差)が改善するかも、という期待感が株価を支えました。

(※FOMCとは?:アメリカの中央銀行にあたるFRBが開く、金融政策を決める超重要な会議。ここでの決定が、世界中の株価や為替に大きな影響を与えます。)

🟥 元気がなかったセクター

  • 非鉄金属: 世界経済の動向を示す銅などの国際価格が軟調だったため、関連企業の株価の重しとなりました。
  • 海運業: 世界の船の運賃を示すバルチック海運指数(※)が下落傾向にあることから、利益確定の売りに押されました。

(※バルチック海運指数とは?: 鉄鉱石などを運ぶ大きな船の運賃の指標。この指数が下がると、「世界的にモノの動きが鈍っているのかな?海運会社の儲けが減るかも」というサインになります。)

注目すべき流れ:小型株が元気だった!

今日の面白いポイントは、大企業よりも中小型株の方が元気だったことです。

これはなぜでしょうか?一つの可能性として、アメリカの関税政策など、海外のニュースに業績が左右されにくい「国内向けの事業が中心の小型株」に、資金が向かったのかもしれません。また、大型株の上値が重い中で、独自の魅力を持つ中小型株に投資家の注目が集まった、とも考えられます。

私たち高配当株投資家にとっても、**「大型株だけでなく、財務が健全でキラリと光る中小型株にも目を向けてみよう!」**という良いサインですね。

本論3:【個別株】今日の市場で光った高配当株を深掘り!

それでは、「需給と材料」をキーワードに、今日の市場で特徴的な動きを見せた高配当株を、企業の規模別に見ていきましょう。

どんな会社? なぜ注目? 個別株データ一覧

注目高配当株サマリー

注目高配当株サマリー(2025年7月時点)

企業名(証券コード) どんな会社? 時価総額 配当利回り
大型株
三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306) 日本最大の金融グループ。銀行、証券、カードなど幅広く展開。 23.8兆円 3.53%
アステラス製薬 (4503) 医薬品メーカー大手。泌尿器やがん領域に強みを持つ。 2.5兆円 5.62%
川崎汽船 (9107) 日本の大手海運会社の一つ。コンテナ船や不定期船を運航。 1.2兆円 5.88%
中型株
日本特殊陶業 (5334) スパークプラグで世界首位。自動車部品や半導体部品が主力。 9,733億円 3.72%
AGC (5201) 世界トップクラスのガラスメーカー。建築用、自動車用、電子部材も。 9,456億円 4.90%
マツダ (7261) 「魂動デザイン」で知られる自動車メーカー。特に為替に敏感。 5,461億円 6.13%
小型株・特殊
FPG (7148) 航空機などを対象とした「タックス・リース」事業が特徴。 1,988億円 5.50%
リコーリース (8566) 複写機などのリースが祖業。集金代行など金融サービスも展開。 1,668億円 3.46%
東京鐵鋼 (5445) 鉄筋コンクリート用棒鋼が主力の電炉メーカー。堅実経営が特徴。 509億円 5.52%

注: 配当利回りや時価総額は2025年7月9日時点のデータに基づきます。

各銘柄の注目ポイント

  • アステラス製薬 (4503):**「14期連続増配」**という実績が投資家に絶大な安心感を与えています。株価は長期で苦戦していましたが、高い配当利回りと今後の業績回復期待が下支えとなり、底打ちの兆しが見られます。不安定な市場で輝く「守りの強さ」が魅力です。
  • 川崎汽船 (9107)5.88%という高い配当利回りは魅力的ですが、注意が必要な例です。海運市況が悪化しており、会社自身も大幅な減益を予想しています。高い利回りが、将来の減配リスクを織り込んだ「警告」である可能性も。利回りだけで判断する危険性を示す好例と言えるでしょう。
  • 日本特殊陶業 (5334):有名な証券会社が「強気」のレポートを出し、目標株価を引き上げたことが株価上昇のきっかけになりました。このように、プロの「お墨付き」が株価を動かすことは、特に中型株でよく見られる現象です。
  • リコーリース (8566):なんと**「26期連続増配」**という驚異的な記録を持つ企業です!特定のニュースで急騰するタイプではありませんが、この安定感と株主還元の信頼性こそが、長期投資家にとって最大の魅力。「配当貴族」として、ポートフォリオの核になりうる存在です。
  • 東京鐵鋼 (5445):派手さはありませんが、配当利回り5.52%、自己資本比率73.5%(※)という鉄壁の財務が光ります。国内のインフラを支える事業で、海外のゴタゴタの影響も受けにくい。まさに、熱心な高配当株投資家が探している「隠れた優良株」の典型です。

(※自己資本比率とは?:会社の全財産のうち、返済不要の自分のお金(自己資本)がどれくらいの割合かを示す指標。一般的に40%以上あれば倒産しにくい優良企業とされます。73.5%は非常に高い水準です。)

まとめ:今日の市場から学ぶ、高配当株投資3つのヒント

さて、7月9日の市場を振り返ってきましたが、私たち高配当株投資家が明日からの投資に活かせるヒントが見えてきましたね。

  1. 「高利回りのワナ」に気をつけよう! 川崎汽船の例のように、利回りの高さだけで飛びつくのは危険信号。なぜ利回りが高いのか(業績不安?減配リスク?)その背景をしっかり調べることが大切です。
  2. 「連続増配」は信頼の証。 リコーリースやアステラス製薬のように、長年にわたって増配を続けている企業は、株主を大切にする姿勢の表れです。不安定な相場でも、安心して持ち続けられる心の支えになります。
  3. 「きっかけ(カタリスト)」に注目しよう。 日本特殊陶業のように、アナリストの評価変更などが株価を動かす「きっかけ」になることがあります。普段から自分が気になる銘柄のニュースをチェックしておくと、チャンスを掴みやすくなります。

読者の皆様へ:次の一歩を踏み出そう!

いかがでしたでしょうか? 日々の株価の動きの裏側には、こんなにもたくさんのドラマと、私たちの投資に役立つヒントが隠されています。

今日ご紹介した中で、あなたが気になった銘柄はありましたか? ぜひ、この記事をきっかけに、ご自身でもその企業のことを調べてみてください。Google Financeのリンクから、最近の株価の動きやニュースをチェックするだけでも、新しい発見があるはずです。

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これからも、皆さんの大切な資産を育てるパートナーとして、分かりやすく、実践的な情報をお届けしていきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました!


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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