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【9月16日 米国市場】FOMCを前に様子見ムード、主要3指数は小幅下落

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米国株式市場レポート – 2025年9月16日

米国株式市場レポート

2025年9月17日(水) 日本時間朝

9月16日の米国市場は、主要3指数が揃って小幅下落。翌日に控えたFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を前に、積極的な取引が手控えられました。堅調な小売売上高が消費の底堅さを示した一方、市場の関心は利下げの有無とその先の金融政策の道筋に集中し、様子見ムードが広がりました。

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市場概況

NYダウ工業株30種

45,757.90

-125.55 (-0.27%)

S&P 500

6,606.76

-8.52 (-0.13%)

ナスダック総合

22,333.96

-14.79 (-0.07%)

VIX指数 (恐怖指数)

13.52

+0.45 (+3.44%)

この日の市場は、FOMCを前にした警戒感が支配的でした。朝方発表された8月の米小売売上高は市場予想を上回る前月比+0.6%となり、インフレ下でも米国の個人消費が依然として堅調であることを示唆しました。これは経済のソフトランディング期待を支える一方、FRB(米連邦準備制度理事会)が積極的な利下げに踏み切りにくいとの見方も生み、相場の上値を重くしました。金利先物市場では25bpの利下げが有力視されていますが、焦点は同時に発表される経済見通し(SEP)やドット・プロット(政策金利見通し)、そしてパウエル議長の記者見解に移っています。地政学リスクの高まりから原油価格が上昇し、ドル安を背景に金価格は過去最高値を更新するなど、各市場でポジション調整の動きが見られました。

注目個別銘柄

エヌビディア (NVDA) -1.61%

項目内容
終値$174.88
材料FOMC前の利益確定売り、半導体セクター内の循環物色
位置づけAI半導体の絶対的リーダー。市場全体のセンチメントを左右する存在。
投資家反応出来高は高水準を維持。SOX指数が上昇する中での逆行安は、短期的な過熱感からの調整を示唆。

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が9日続伸する中、AIのリーダーであるエヌビディアは逆行安となりました。これは、FOMCという重要イベントを前に、年初から大幅に上昇してきた同銘柄の利益を確定する動きが優勢になったことを示しています。AI需要という長期的なファンダメンタルズは揺らいでいませんが、短期的な過熱感や金利動向への警戒感が株価を押し下げました。他の半導体銘柄に資金が向かう循環物色の動きも見られ、セクター内での温度差が表れた一日でした。

ジュミア・テクノロジーズ (JMIA) +21.65%

項目内容
終値$11.91
材料アナリストによる目標株価引き上げ、EC市場の成長期待
位置づけ「アフリカのAmazon」と称されるeコマースプラットフォームのリーダー。
投資家反応通常時を大幅に上回る出来高を伴って急騰。空売りの買い戻しも巻き込んだ力強い上昇。

アフリカでEコマース事業を展開するジュミアが急騰。特定のアナリストが同社の成長性を評価し、目標株価を大幅に引き上げたことが直接的な材料となりました。アフリカ大陸のデジタル化と中間所得層の拡大を背景に、長期的な成長ポテンシャルが改めて見直されています。株価は長らく低迷していましたが、今回の急騰でトレンド転換への期待が高まりました。新興国市場のハイグロース株への関心が戻る兆しとも捉えられます。

デイブ&バスターズ (PLAY) -16.74%

項目内容
終値$20.14
材料前日発表の決算が市場予想を下回り、通期見通しも弱気だったこと。
位置づけレストランとエンターテイメントを融合させた「イートイン・テインメント」の代表格。
投資家反応決算内容への失望から出来高が急増し、売りが殺到。年初来安値を更新。

レストランチェーンのデイブ&バスターズが大幅下落。前日に発表された決算内容が市場の期待に届かず、さらに今後の業績見通しが嫌気されました。堅調な小売売上高が示すマクロの消費動向とは裏腹に、特定の分野や企業レベルでは消費者の選別姿勢が強まっていることを浮き彫りにしました。物価高による可処分所得の圧迫が、同社のような体験型消費に影響を与え始めている可能性が懸念されます。

オラクル (ORCL) +1.49%

項目内容
終値$306.65
材料好調な決算発表後の評価が継続。クラウドインフラ事業の急成長期待。
位置づけデータベースで強固な基盤を持つソフトウェア大手。クラウド事業で急追。
投資家反応売買代金は市場上位。相場全体が軟調な中で逆行高となり、資金の避難先としての側面も。

ソフトウェア大手のオラクルは堅調に推移。先日の決算で示されたクラウド事業、特にAI関連のインフラ需要の力強さが引き続き好感されています。市場が金利動向に神経質になる中、安定した収益基盤と明確な成長ドライバーを持つ同社のような大型優良株への資金シフトが見られました。マイクロソフトなどとのクラウドインフラ契約のニュースも追い風となり、エンタープライズIT支出の底堅さを象徴する銘柄となっています。

ブルーム・エナジー (BE) +9.35%

項目内容
終値$73.29
材料大手証券会社による投資判断引き上げ。グリーン水素プロジェクトへの期待。
位置づけ固体酸化物形燃料電池(SOFC)技術をリードするクリーンエネルギー企業。
投資家反応出来高を伴い大幅上昇。テクニカル的にも重要なレジスタンスラインを上抜け、トレンド転換期待。

クリーンエネルギー関連のブルーム・エナジーが大幅高。アナリストが同社の投資判断を引き上げ、特にデータセンター向けの安定電源供給や、将来的なグリーン水素製造における同社技術の優位性を評価したことが買い材料となりました。原油高も代替エネルギーへの関心を高める一因となり、セクター全体に買い戻しの動きが広がりました。金利低下期待も、先行投資が必要なグロース株である同社にとっては追い風となります。

ロケット・ラボUSA (RKLB) -12.57%

項目内容
終値$47.25
材料競合他社の大型契約発表や、セクター全体の利益確定売り。
位置づけ小型衛星打ち上げ市場の主要プレイヤー。宇宙関連サービスの拡大も進める。
投資家反応出来高が急増し、失望売りが加速。短期的なセンチメントの悪化が株価を押し下げた。

小型衛星打ち上げを手掛けるロケット・ラボが急落。この日は同社に直接的な悪材料は観測されませんでしたが、宇宙開発セクターの競合が大型契約を獲得したとの報道が相対的な魅力の低下につながった可能性があります。また、これまで好調だった同セクターに対する利益確定売りが加速した側面も考えられます。宇宙ビジネスは将来性が期待される一方、ニュースフローによってボラティリティが高くなりやすい特徴を示した形です。

本レポートは提供された情報を基に作成されており、投資を勧誘するものではありません。

データ提供: Bloomberg, 各種市場情報

9月16日の米国市場は、FOMCという一大イベントを前に、緊張感のある静かな調整日に終始しました 。表面上は主要指数の小幅な下落に留まりましたが、その内訳を見ると、力強い個人消費と地政学リスクという二つの大きな力が市場を揺さぶっていたことが分かります 。好調な小売売上高は経済への信頼感を支える一方、FRBの利下げペースを鈍化させるのではないかという懸念を生み 、ウクライナや中東情勢の緊迫化はエネルギーセクターを急騰させました 。

市場の関心は、既に織り込み済みの0.25ポイント利下げの有無ではなく、その先の金融政策の道筋を示すパウエル議長の会見や「ドット・プロット」に完全に移っています 。FRBが示す未来のガイダンスこそが、現在の膠着状態を打破し、市場の次なるトレンドを決定づける最重要の鍵となるでしょう 。

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