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【2025年8月4日】日経平均急落でも慌てない!逆行高の「お宝」高配当株、教えます。

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moomoo証券【WEB】

こんにちは!ご覧いただきありがとうございます。

週明けの株式市場は、日経平均が一時900円以上も下がるという、ちょっとビックリするようなスタートになりましたね。「自分の持っている株は大丈夫だろうか…」と不安になった方もいらっしゃるかもしれません。

でも、こんな時こそ冷静になるのが大切です。市場全体が下がっている時でも、よく見ると力強く上昇している銘柄や、下落が限定的で底堅い銘柄があるもの。今日の記事では、「なぜ相場全体が下がったのか?」という基本から、「そんな中でもキラリと光った注目高配当株」まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、今日の相場の本当の主役が誰だったのか、そして、あなたのポートフォリオを強くするためのヒントが見つかるはずですよ!

なぜ株価は下がったの?市場の「体温」をチェック

まずは、今日の相場がなぜこんなに冷え込んでしまったのか、その原因から見ていきましょう。

国内主要指数の動き(2025年8月4日時点)

国内主要指数の動き(2025年8月4日時点)

指数名 終値 前日比
日経平均株価 40,290.70円 ▼ -508.90円 (-1.25%)
TOPIX (東証株価指数) 2,916.20ポイント ▼ -32.45ポイント (-1.10%)

一番の原因は、週末に発表されたアメリカの雇用統計という経済ニュースでした。これが市場の予想よりもかなり悪い内容だったため、「世界経済のリーダーであるアメリカが、本格的に景気後退(リセッション)に入ってしまうのでは?」という不安が一気に広がったんです。

これまで市場では「景気が悪くなる→金融引き締めが終わる→株価にはプラス」という見方もあったのですが、今回は「いやいや、これは普通にマズいニュースだ」という空気に変わってしまいました。

さらに、安全なお金とされる「円」が買われて円高が進んだことも、日本の株式市場にはマイナス材料。特に自動車や電機といった輸出で稼ぐ企業にとっては、業績が悪化する要因になるため、まさに「ダブルパンチ」となってしまったわけですね。

東証プライム市場では、値下がりした銘柄が1,165社、値上がりはわずか413社。実に3社に2社が値下がりする、厳しい一日だったことが分かります。

資金はどこへ?上昇・下落セクターから見える「お金の流れ」

では、こんな全面安の中で、投資家のお金はどこに向かったのでしょうか?セクター(業種)の動きを見ると、そのヒントが見えてきます。

  • 下落が目立ったセクター:「景気敏感株」が売られる
    • 銀行・保険: アメリカの景気後退懸念から、世界的に金利が下がるのでは?という見方が強まりました。銀行や保険会社は金利が下がると儲けにくくなるため、株が売られやすくなります。
    • 鉱業・資源関連: 世界の景気が悪くなると、石油や鉄鉱石といった資源の需要が減るため、同じく売られました。

これらは**「景気敏感株(けいきびんかんかぶ)」**と呼ばれ、景気の波に業績が左右されやすい特徴があります。

  • 上昇した数少ないセクター:「ディフェンシブ株」へ資金避難
    • 不動産: 世界的な金利低下の期待は、日本国内の金利上昇への不安を和らげます。不動産会社にとっては、お金を借りるコストが抑えられるというプラス材料になりました。
    • その他製品、空運業など: これらは海外景気の影響を受けにくい**「内需株」や、景気が悪くても業績が安定している「ディフェンシブ株」**と呼ばれるタイプです。任天堂(その他製品に含まれる)のように独自の人気があったり、インバウンド(訪日外国人)需要で盛り上がる空運業のように、独自の追い風が吹いているセクターに、リスクを避けた資金が集まった格好です。

【大型株編】嵐の中でも頼りになる!注目の高配当株ディープダイブ

市場全体が厳しい時こそ、その真価が問われるのが大型の高配当株です。ここでは、今日の相場で注目された3銘柄をじっくり見ていきましょう。

大塚商会 (4768) – 財務優良な「守りのIT株」

中小企業のIT環境を「たよれーる」ブランドで支える、おなじみの会社ですね。景気が不透明になると、業績が不安定な会社よりも、安定した国内需要があり、財務内容がピカピカの**「質の高い(クオリティ)」銘柄にお金が集まる「質への逃避」**という現象が起こります。この日の大塚商会の堅調さは、まさにその代表例と言えるでしょう。自己資本比率も高く、稼ぐ力(ROE)も高い、まさに優等生。不況に強いディフェンシブな高配当株として、ポートフォリオに組み込んでおきたい一社です。

三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306) – 逆風は「買い場」のサイン?

銀行株は金利低下の懸念から大きく売られました。しかし、長期的な視点を持つ高配当株投資家にとっては、センチメント(市場心理)の悪化で株価が下がり、結果的に配当利回りが上がる局面は、むしろチャンスと捉えることもできます。大切なのは「逆風の中でも、会社が株主への還元を続ける体力と意志があるか」です。 同社は**「稼いだ利益の40%を配当に回します」という明確な目標**を掲げており、株主還元の姿勢は非常に強いです。市場が悲観的になっている今こそ、その還元姿勢を信じて投資を検討する価値は十分にありそうです。

キリンホールディングス (2503) – 「減配しない」宣言が心強い配当王

ビールなどでおなじみのキリン。食品セクターは景気の影響を受けにくく、典型的なディフェンシブ株として資金の避難先になりました。 この会社の最大の魅力は、なんといっても先進的な株主還元方針です。特に注目したいのが**「DOE」「累進配当」**という二つのキーワード。

  • DOE (株主資本配当率): 会社の利益ではなく、安定している自己資本を基準に配当額を決める方法。これにより、業績のブレに左右されにくく、安定した配当が期待できます。
  • 累進配当: 「減配はしません。配当を維持するか、増やします(増配)」という、株主にとって非常に心強い約束です。

高い利回りに加え、この二重のセーフティーネットがあるキリンHDは、長期で安定した配当を狙う投資家にとって、まさに王道ともいえる銘柄ですね。

【中小型株編】市場の空気を読まない!個性派の注目株

市場全体とは全く違う理由で、ダイナミックな動きを見せた中小型株もありました。

黒崎播磨 (5352) – M&Aで株価がストップ高!

この日、なんと株価が+20%以上も急騰しました。その理由はただ一つ。親会社の日本製鉄が**「1株4,200円であなたの株を買い取りますよ」というTOB(株式公開買付け)**を発表したからです。 TOBが発表されると、株価はその買い取り価格に向かって上昇するのが一般的。まさに個別材料の力だけで、市場全体の悪い地合いを吹き飛ばしてしまいました。高配当の優良企業でしたが、この発表でゲームのルールが変わり、株主にとっては大きな利益となりました。M&Aが株価に与えるインパクトの大きさがよく分かる事例です。

広島ガス (9535) – 全面安でも年初来高値更新!

市場全体が真っ青な中、力強く上昇して年初来の高値を更新したのが、この広島ガスです。地方のガス会社は、事業エリアが国内に限られているため、海外の景気や為替の動きの影響をほとんど受けません。まさに**「ディフェンシブ銘柄のお手本」**のような存在で、グローバル経済への不安から逃げてきた資金の、絶好の受け皿となりました。「地味だけど、いざという時に頼りになる」―。
ポートフォリオの安定性を高める上で、こうした銘柄の重要性を再認識させられる動きでした。

本日の注目銘柄データ一覧

今日取り上げた銘柄のデータを表にまとめました。自己資本比率は「会社の財務の健全性」、**ROE(自己資本利益率)**は「会社がどれだけ効率よく稼いでいるか」を示す指標です。
ぜひ銘柄選びの参考にしてくださいね。

国内注目株ポートフォリオ(2025年8月4日時点)

国内注目株ポートフォリオ(2025年8月4日時点)

企業名 証券コード 本日の騰落率(%) 自己資本比率(%) ROE(%) 配当利回り(%) 株主還元方針など
大塚商会 4768 +12.13% 55.0% 約15.0% 約2.9% 連続増配実績、安定配当。
三菱UFJ FG 8306 -3.76% 3.5%* 9%超目標 約3.4% 配当性向40%目標、大規模な自己株式取得。
キリンHD 2503 +0.18% 55.6% 5.0% 約3.7% DOE 5%以上目標、累進配当。
黒崎播磨 5352 +20.28% 50.8% 13%超 3%超 親会社によるTOB実施(成立後は上場廃止の可能性)。
広島ガス 9535 +7.61% 48.7% 2.5% 約3.2% 安定配当方針。
コカ・コーラ BJH 2579 +15.82% 58.0% 1.6% 約2.2% 累進配当、DOE 2.5%目標、株主優待。
日東紡績 3110 -15.38% 57.9% 10.36% 約1.0% 下限配当設定、連結配当性向30%目標。
日清食品HD 2897 -6.21% 56.0% 11.36% 約2.6% 累進配当、自己株式取得。

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※三菱UFJ FGの自己資本比率は、顧客からの預金を負債として計上する銀行業の特性上、他の業種に比べて低い数値となります。 ※配当利回りやROEはレポート執筆時点のデータを基にしています。

まとめ:今日の相場から学ぶ「守りと攻め」の投資戦略

さて、本日の相場を振り返ってみました。一見するとただの「暴落相場」ですが、中身をじっくり見ると、高配当株投資家にとって大切な教訓がたくさん詰まっていたことが分かります。

  1. ポートフォリオの「守り」を固めよう! 今日のキリンHDや広島ガスのように、
    景気の影響を受けにくいディフェンシブ株や、株主還元の方針が明確な企業は、
    市場が混乱した時にこそ強さを発揮します。
    ご自身のポートフォリオに、こうした「守りの要」となる銘柄が組み込まれているか、一度見直してみるのも良いかもしれません。
  2. 「攻め」のチャンスは個別材料にあり! 黒崎播磨のTOBのように、市場全体の動きとは関係なく、個別の会社の材料で株価が大きく動くこともあります。
    普段から気になる企業のニュースをチェックしておくことで、思わぬチャンスに出会えるかもしれません。

市場が不安定な時こそ、目先の株価に一喜一憂せず、長期的な視点で「良い会社」に投資するという基本に立ち返ることが大切です。今日の相場は、そのためのヒントに満ちた一日でしたね。


この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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