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日経平均反落。でも、こんな日こそ高配当株の「実力」が見える!【2025年7月10日】

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今日の株式市場、日経平均株価は3日ぶりに反落し、少しどんよりとしたムードでしたね。保有株の評価額が下がって、少し肩を落とした方もいるかもしれません。

でも、私たち高配当株投資家にとって、今日の相場は「ただ下がっただけの日」ではありません。むしろ、各企業の「本当の実力」をじっくり観察できる、絶好の機会だったと言えるかもしれません。

一体、市場で何が起こっていたのでしょうか?

今日の市場は「綱引き相場」

一言でいえば、今日の市場は激しい「綱引き状態」でした。

【足を引っ張る力(マイナス要因)】

  • ETFの分配金売り:毎年7月恒例の、企業の業績とは関係ない機械的な売り圧力。
  • 円高の進行:輸出企業の収益を圧迫する要因。
  • 米国の関税への懸念:特に医薬品セクターなどに冷や水を浴びせました。

【押し上げる力(プラス要因)】

  • 米国のハイテク株高:半導体の王様「エヌビディア」が絶好調で、日本の関連株にも強い追い風が吹きました。

このプラスとマイナスの力が激しくぶつかり合った結果、日経平均などの指数は下がったものの、中身を見ると明暗がくっきり分かれる「二極化相場」となったのです。

注目の高配当株はどう動いた?規模別に徹底チェック!

こんな日だからこそ、企業の「地力」が試されます。今回は、時価総額の規模別に、特徴的な動きをした高配当株を見ていきましょう。

【大型株編:市場の顔役たちの動向は?】

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 日本経済の鏡ともいえるメガバンク。やはり市場全体のムードを反映して株価は軟調でした。しかし、今後の日銀による金融政策の正常化(金利上昇)への期待は根強く、3.5%を超える配当利回りは株価の大きな下支え要因です。短期的な動きに惑わされず、長期的な視点で捉えたい銘柄ですね。
  • 日本たばこ産業(JT、2914) 高配当・ディフェンシブ銘柄の代表格。市場全体がリスク回避ムードに包まれる中、株価は-0.12%とごくわずかな下げにとどまり、その底堅さを見せつけました。さらに、企業の環境や社会への取り組みを評価する新しいESG指数に選定されたという好材料も。不透明な相場環境でこそ、こうした「守りの強さ」が際立ちます。

【中型株編:景気の波とどう向き合ったか?】

  • THK(6481) 工場の機械などに使われる精密部品で世界トップシェアを誇る、景気に敏感な企業です。関税問題など世界経済への懸ENTから株価は軟調でした。しかし、6.4%という非常に高い配当利回りは、こうした景気変動リスクをある程度株価が織り込んでいる証拠とも言えます。今後の世界の景気動向を占う上で注目したい銘柄です。
  • 伊藤ハム米久ホールディングス(2296) 6.4%超という高い配当利回りが魅力の食料品大手。属する食料品セクターが大きく売られる中、同社も厳しい展開でした。円高による安価な輸入品との競合や、輸入飼料コストへの懸念が背景にあると考えられます。「ディフェンシブ」と言われるセクターでも、マクロ経済の逆風と無縁ではないことを示す例と言えるでしょう。

【小型株編:逆風の中で輝いた個性派たち】

  • UTグループ(2146) 製造業向けの人材派遣が主力。日本のものづくりの現場を支える、景気に敏感な銘柄です。株価は下落しましたが、これは景気敏感株全体に広がった売りの影響を受けた形です。6.5%を超える高い配当利回りは、そうした業績変動リスクを補う魅力があります。
  • 日本軽金属ホールディングス(5703) 本日、特に注目したい銘柄の一つです。アルミニウム総合メーカーの同社は、市場のマイナスムードをものともせず、なんと年初来高値を更新する強さを見せました。好調なアルミ市況や業績への期待が、相場全体の悪材料を吹き飛ばしたのです。4.8%台の配当利回りと、PBR0.44倍という指標面での割安さが、投資家からの強い買いを呼び込んだと考えられます。

まとめ:今日の相場から学ぶこと

指数だけを見て「今日はダメだった」と結論づけるのは簡単です。しかし、一歩踏み込んで「なぜそうなったのか?」「その中で、どんな企業が評価されたのか?」と分析することで、次なる投資のヒントが見えてきます。

企業の価値とは無関係な理由で株価が下がる日は、優良株を安く仕込むチャンスになり得ます。そして、逆風の中でこそ輝く企業は、ポートフォリオの頼れる中核となる可能性を秘めています。

今日の市場は、私たちに冷静な分析の重要性を改めて教えてくれた、学びの多い一日だったのではないでしょうか。


最後の一文で「この記事が、皆様の市場理解の一助となれば幸いです。ただし、本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、情報提供のみを目的としています。投資に関する最終的なご判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。」と記載して。

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