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半導体スーパーサイクル到来!日経平均、5ヶ月ぶり4万円台回復の熱狂。来週の投資戦略は?(2025/6/23-27)

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今週の日本株式市場は、まさに劇的な一週間でした。週明けには地政学リスクが影を落としましたが、それを吹き飛ばすかのように米国発の「半導体旋風」が上陸。日経平均株価は怒涛の4日続伸を遂げ、約5ヶ月ぶりに心理的節目である4万円の大台を回復しました。

一体何が起きたのか?この熱狂は本物なのでしょうか?
今週の市場を分かりやすく振り返り、来週の投資のヒントを探ります。

今週のマーケット:地政学リスクを乗り越えた「半導体ラリー」


今週の相場は、週の前半と後半で全く異なる顔を見せました。

週前半(6/23 月):緊張の始まり
週末に報じられた米国とイラン間の軍事行動のニュースを受け、市場はリスク回避ムードでスタート。日経平均は小幅ながらも3日続落し、投資家は固唾をのんで状況を見守っていました。

週後半(6/24 火 ~ 6/27 金):怒涛の4日続伸!主役はNVIDIA
しかし火曜日、市場の空気は一変します。投資家の関心は中東情勢から、米国のハイテク株へと完全にシフトしました。半導体大手NVIDIAが史上最高値を更新したことをきっかけに、その追い風は直接日本市場へ。東京エレクトロンなどの半導体関連株が急騰し、日経平均を力強く押し上げました。

その勢いはとどまることを知らず、水、木、金と上昇を続け、金曜日の終値は40,150.79円。週間では+1,747.56円(+4.55%)という驚異的な上昇を記録しました。

データで見る今週の上昇
今週の力強い動きは、以下のデータからも明らかです。日経平均の上昇率がTOPIXを大きく上回っている点に注目です。これは、東京エレクトロンのような株価の高い「値がさ株」の影響を強く受ける日経平均の特徴が表れた結果であり、いかに半導体関連銘柄がこの上昇を牽引したかを示しています。

表1:日経平均株価・TOPIX 週間パフォーマンス

指数週間変動幅週間変動率
日経平均+1,747.56円+4.55%
TOPIX+69.28ポイント+2.50%

また、週初は値下がり銘柄が多かったものの、木曜日には値上がり銘柄が値下がり銘柄を圧倒。市場全体のセンチメントが好転したことが分かります。

表2:東証プライム市場 騰落銘柄数(週後半)

日付値上がり値下がり
6/26 (木)1,189380
6/27 (金)1,183391

市場の資金はどこへ?セクター別パフォーマンス分析


今週、投資家の資金は明確なテーマに沿って動きました。どのセクターが「勝ち組」で、どこが「負け組」だったのか見ていきましょう。

表3:東証33業種 週間騰落率ランキング(一部抜粋)

順位業種騰落率 (%)主な背景
1非鉄金属+7.25%AIデータセンター需要(銅など)を見据えた動き
2その他製品+6.34%アシックスなど好調なブランドへの物色
3電気機器+5.09%半導体ラリーの心臓部
4機械+5.03%半導体製造装置への期待
32石油・石炭製品-2.16%テクノロジー株への資金シフト
33鉱業-5.65%原油価格の不安定さと資金流出

【勝ち組】上昇を牽引したセクター
電気機器 (+5.09%) & 機械 (+5.03%): まさに今週のラリーの心臓部。NVIDIAの快進撃を受け、半導体製造装置や電子部品を手掛ける日本企業に「特需が来る」との期待が爆発しました。

非鉄金属 (+7.25%): 意外な1位かもしれませんが、これはAIブームの二次的効果です。AIを動かすデータセンターや電力網の増強には大量の銅が必要となるため、投資家はその先のインフラ需要を見越して資金を投じたと考えられます。

【負け組】取り残されたセクター
鉱業 (-5.65%) & 石油・石炭製品 (-2.16%): テクノロジー株という強力なテーマに資金が集中した結果、資源関連セクターからは資金が流出しました。

不動産業 (-1.72%): 将来的な国内金利の上昇が懸念される中、市場の関心がグローバルなハイテク株に向かったことで、投資家から見過ごされる形となりました。

今週の注目銘柄:ヒーローと試練の銘柄たち


相場全体が動く中でも、特に大きな動きを見せた銘柄をピックアップします

【今週のヒーロー】ラリーを象徴した急騰銘柄
東京エレクトロン (8035), ディスコ (6146), レーザーテック (6920): 半導体製造装置のチャンピオンたち。NVIDIAの株価上昇を、自社の将来の受注に対するゴーサインと捉えた投資家の買いが殺到しました。

ソフトバンクグループ (9984): 1万円の大台を回復。投資先である半導体設計大手アーム・ホールディングスの株価上昇が追い風となりました。

アシックス (7936): 週間で11%超の上昇。好調な業績を背景に、質の高いグローバルブランドとして機関投資家の買いを集めました。

IHI (7013), 川崎重工業 (7012): 政府主導の造船業界再編への期待から買われるなど、ハイテク以外のテーマも一部で見られました。

【試練の銘柄】AIブームの光と影、そして個別悪材料
一方で、厳しい一週間となった銘柄もあります。

データセクション (3905), Green B (3913): 両銘柄とも30%以上の急落。これらは以前、投機的な資金で買われていたAI関連銘柄です。今週の暴落は、同じAIテーマの中でも「本物の技術や利益を持つ企業」と「物語先行の企業」とを選別する動きが激しくなったことを象徴しています。「質への逃避」とも言えるでしょう。

サンバイオ (4592): 開発中の新薬の承認見通しに関するネガティブなニュースで株価が下落。バイオ株特有のリスクが顕在化しました。

オリンパス (7733): 米国FDAからの輸入警告が嫌気され、株価は軟調な展開となりました。

これらの事例は、どんなに強い相場であっても、企業固有のリスクは常に存在することを改めて教えてくれます。

来週の展望と投資戦略


日経平均4万円を回復した今、この勢いが続くのかが最大の焦点です。来週の市場を見る上で、以下の3つのポイントに注目しましょう。

米国ハイテク株の動向: 今週の上昇の最大の原動力だっただけに、NVIDIAを筆頭とする米国ハイテク株の勢いが続くかが最も重要です。

米国の経済データ: 金曜日に発表された5月のPCEデフレーター(個人消費支出の物価指数)に対する市場の反応や、今後発表される雇用統計が鍵を握ります。インフレが落ち着き、景気も悪すぎない「ゴルディロックス」相場が続くかどうかが注目されます。

地政学的リスク: 今週は無視されましたが、中東情勢は依然として不透明です。万が一、状況が悪化すれば、再びリスク回避の動きが強まる可能性があります。

【高配当ハンター】今週の明暗!配当利回り3%超の銘柄を徹底分析

私の投資手法はインデックス+高配当の2刀流です。
6月は配当金が入ってきてホクホクですww

では今週、高配当株(時価総額100億円以上、配当利回り3%以上)の中で、市場のテーマに乗り輝いた銘柄と、逆風にさらされた銘柄の動向を詳しく見ていきましょう。


【勝ち組】市場の追い風に乗り、堅調・上昇した高配当株

市場全体がリスクオンムードに沸く中、その恩恵は半導体関連だけでなく、景気敏感株や出遅れていたセクターの高配当銘柄にも波及しました。

① 景気敏感株への資金循環

半導体セクターから始まったリスク選好の動きが、経済活動の回復で恩恵を受けるセクターへと広がりました。

  • 日本製鉄 (5401) / 予想配当利回り: 4.41%
  • 神戸製鋼所 (5406) / 予想配当利回り: 5.08% 週初に大手証券のレーティング引き下げがありましたが、株価はそれを跳ね返す強さを見せました。市場全体の地合いが強かったため、個別の悪材料を打ち消し、景気敏感株の代表格として買い戻された形です。
  • 三菱商事 (8058) / 予想配当利回り: 3.75% 景気敏感株の筆頭である総合商社も、市場のリスクオンムードを背景にしっかりと買われました。卸売業セクターは週間で+1.01%上昇しました。
  • AGC (5201) / 予想配当利回り: 4.9% 世界トップクラスのガラスメーカー。ガラス・土石製品セクター(週間+2.14%)が堅調に推移する中、景気回復期待を背景に、高配当の優良銘柄として着実に買いが集まりました。

② 米中関係の改善期待と円安の追い風

米中間の相互関税の一時停止措置延長の可能性が報じられ、輸出企業の採算改善への期待が高まりました。

  • 本田技研工業 (7267) / 予想配当利回り: 4.92%
  • マツダ (7261) / 予想配当利回り: 6.34%
  • ユニプレス (5949) / 予想配当利回り: 6.32% これらの自動車・自動車部品メーカーが属する輸送用機器セクターは週間で+1.42%上昇。円安進行も追い風となり、特に配当利回りが高いマツダやユニプレスへの注目度が高まりました。
  • 川崎汽船 (9107) / 予想配当利回り: 5.51% 米中貿易摩擦の懸念が和らいだことで、世界的な物流への期待感が向上。海運業セクター(週間+1.58%)にも買い安心感が広がりました。

③ 半導体ブームの恩恵

今週の主役である半導体ブームの恩恵は、周辺の機械セクターにも及んでいます。

  • 住友重機械工業 (6302) / 予想配当利回り: 4.21% 同社が属する機械セクターは週間で+5.03%と、今週最も好調だったセクターの一つです。半導体関連の設備投資拡大の恩恵を受ける銘柄として物色され、市場の強いテーマにしっかりと乗りました。

④ 相場活況と高利回り妙味

その他、個別の魅力で買われた銘柄です。

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306) / 予想配当利回り: 3.46% 株式市場が活況を呈すると、取引が増え、融資先の業績も向上するため、銀行セクターには追い風です。銀行業セクターは週間で+1.25%上昇し、安定した買いが入りました。
  • クレハ (4023) / 予想配当利回り: 7.01% 化学セクター(週間+2.79%)が力強く上昇する中、7%を超える極めて高い利回りが投資家の強い関心を引きつけました。
  • 青山商事 (8219) / 予想配当利回り: 6.23% 経済活動の正常化期待に加え、6%を超える高い配当利回りが注目され、市場がリスクオンに傾く中で安定した買いを集めました。

【負け組】テーマから外れ、軟調だった高配当株

一方で、市場の熱狂から取り残され、株価が振るわなかった高配当株もあります。これらの銘柄の動きは、現在の市場のテーマを逆説的に示しています。

① テクノロジー株への資金シフトの煽り

市場の資金が半導体などの成長(グロース)株に集中したため、景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄からは資金が流出しました。

  • INPEX (1605) / 予想配当利回り: 4.52% 週初、地政学リスクの高まりで年初来高値まで買われましたが、市場の関心がハイテクに移ると一転して売られました。鉱業セクターは週間で-5.65%と、33業種中で最大の下落率となりました。
  • JT (日本たばこ産業) (2914) / 予想配当利回り: 4.5%前後 (※参考) 高配当・ディフェンシブ株の代表格。日経平均が4万円を回復した27日(金)にも株価が下がる「逆行安」となり、市場の「リスク選好」ムードを象徴する動きを見せました。
  • 伊藤ハム米久ホールディングス (2296) / 予想配当利回り: 6.54% 6.5%超と非常に高い利回りですが、ディフェンシブセクターである食料品(週間-0.16%)からは資金が流出。市場全体の強い地合いとは対照的な動きとなりました。

② 国内の金利上昇への警戒感

  • ヒューリック (3003) / 予想配当利回り: 3.87% 不動産業セクターは週間で-1.72%と軟調でした。将来的な国内金利の上昇は、借入金の多い不動産業界にとってコスト増につながるため、敬遠されたと考えられます。

③【要注意】セクター好調でも個別で軟調なケース

  • THK (6481) / 予想配当利回り: 6.39% 同社が属する機械セクターは週間で+5.03%と絶好調だったにもかかわらず、同社の株価は週間で下落しました。これは、同じセクターの中でも、よりテーマ性の強い銘柄に資金が集中し、そうでない銘柄は取り残される「銘柄選別」が起きていることを示しています。セクター全体が良くても安心できない、という教訓的な事例です。

まとめ

このように、同じ高配当株でも、今週の相場テーマに乗れたかどうかでパフォーマンスに大きな差が生まれました。

ご自身のポートフォリオがどちらの傾向にあったかを確認し、今後の銘柄入れ替えの参考にしてみてはいかがでしょうか。成長テーマにも乗れる高配当株を狙うのか、あるいは相場の熱狂から一歩引いたディフェンシブな高配当株で守りを固めるのか、戦略を考える良い機会かもしれません。

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